なでしこJAPANがAKB一極体制を切り崩す?


<2011/07/25(Mon)>
 スポーツジャンルとはいえ、先週の芸能スポーツニュースはなでしこJAPAN一
色で、常に芸能ネタを提供していたAKB48ネタは陰をひそめていた。その後もな
でしこにはロンドン五輪と言う目標があるため、これに慢心することなく、今後
も活躍を続け、話題を切らさないものと思われる。
 なぜジャンルの違うスポーツ選手がAKBのライバルになるのか?アイドルが
「国民的アイドル」として認知されるには、同性のファンを獲得していることが
大事だからである。つまり、なでしこの活躍によって女の子たちの「AKBのメン
バーになりたい」と言う願望が「なでしこのメンバーになりたい」にシフトして
いけば、AKBは再び秋葉原ローカルなアイドル集団に戻っていく可能性も考えら
れる。
 私は観ていないので原因分析はできないが、前田敦子主演の「イケメンパラダ
イス」の視聴率不調もAKBがピークを過ぎたことを示している。
 繰り返しになるが、私の主張はAKBの好き嫌いの話ではなく、1アイドルユ
ニットが市場を独占して他のアイドルの活躍の場が失われて健全な競争状態にな
いことを危惧している。
 おまけ、制服向上委員会のフジロック騒動が問題になったが、これだけグルー
プアイドルが群雄割拠の時代にあって、サヨク的アイドルと言うウリは他のアイ
ドルとの差別化としてアリだと思うし、事件にしたって売名行為上等。確かにフ
ジロック事務局のスマッシュに迷惑をかけたのは謝罪すべきだが、少なくともス
キャンダルで名前を広めるのは沢尻エリカの専売特許ではない、芸能人のごく一
般的な戦略だと思っている。