文化資本に隠された思想

　先日のJA○PM大会ワークショップであった通り、「サヨクは音楽を利用し、
ウヨクはコミック、アニメを利用する」と言う言説は、自分の好みに全く合致す
るもので、自分の経験として府に落ちた、と言う感じがある。
　例えば、先日ノーベル平和賞を受賞したBob Dylanなどは典型的なサヨク的アー
ティストな訳だが、確かに音楽的テイストは自分とはずれているものの、アーティ
ストの存在感には肯定的である。もっと大きなくくりで言えば、Jポップが一部を
除き、非政治的なメッセージを送り、洋楽は政治的なメッセージを含んだ作品が
割と多いので、洋楽よりのテイストを好むようになったのだと思う。
　一方、アニメやコミックは一部を除き本当に無関心だった。ガンダムや宇宙戦
艦ヤマトなど、戦争系はほとんど関心は皆無に近い。Dr.スランプはギャグマンガ
だったので多少読んだが、DBは全く興味が持てない。ワンピースとかNARUTOとか
は、個人的にヤンキーマンガの延長としか思えない。もちろん、スポ根系はほぼ
無関心。まだガラスの仮面のような少女コミックなら多少は、と言う感じ。
　なんと言うのかな、子どもの頃は単純に自分がマッチョなものに関心がない、
と言う程度の認識でしかなかったが、ミギとヒダリの文化資本の違いと言う話は
大変納得の行くものだった。