アイドルオタクの心意気（笑）

「オタクのプライドシリーズ」その２（爆笑）。

　言い訳がましいかもしれないが、普通の恋愛をせずにアイドルファンでいる
ことに対して自分が持っている信念をちょっと語ってみる。

　休日に街を歩いていると何組ものイチャイチャしているカップルに出会う、
ごく日常的な風景ですな。ただ、話を盗み聞きしていると（別に意図してそう
している訳ではなくて、自然に耳に入ってくるケースですが）、なんかつまら
ない話をしてるな、と思う、つまり、表面的で中身のない話。出会ったばかり
でお互いをよく知らないのならそれも分かるが、見た感じそんな即席カップル
の様子でもない。おそらく彼らはぴあやTokyo Walkerなどに掲載されているお
店に行くようなマニュアル通りのデートしかしていないに違いない。

　そういうカップルを見ていて思うのは、なんかすごく打算に満ちた恋愛ゲー
ムをやっているようで悲しいよね、ってこと。彼らは結婚を目標としているの
かもしれないし、単なるセックスフレンドかもしれない。いずれにせよ、なん
だか相手に多くを求めて付き合っているような印象を受ける（本当にそうなの
かは分からないけれど）。

　でもアイドルファンってのはそういう打算がないよね、そのアイドルと結婚
とか、付き合うとかってのは宝くじの１等に当たるより難しいし、ほぼ１００％
片思いの世界である。それを分かっていて一生懸命応援するわけでしょ、これっ
て結構僕の感覚としてはピュアでカッコイイと思うんですけどね、下心がないっ
て意味で。

　最終的には下心なんかより、実際に結婚して相手を幸せにする方が男らしい、
ってことにはなるだろうけど、それはもう少し男を磨いてから考えますわ、っ
て、男を磨くなんてサラサラやる気ないけど（苦笑、そういう性別の役割に縛
られたくないもんで）。極論すれば、結果よりも美談や想い出の方が僕にとっ
ては重要だ、ってことかな。そもそもみんな、想い出よりも結果を取るべきだ、
なんて人生観の結論をいつどこで出したんだろうな、僕は人並み以上に自分の
人生について考えているつもりだけど、結果が全てみたいな結論は全然出てこ
ないんだけど。考えれば考えるほど、結果にこだわる人生観ってダサく見えて
くるんだよね。