My Dearest Teacher


<2007.01.21(Sun)>
 誰かの影を感じる,背後で私を操っている人がいる。朝起きると,気持ちよい
快晴なのに,なぜか身体が重い。昨日の夜も,疲れているわけでもないのに,帰
り道を間違え,普段なら近づきたくない浮浪者の多い公園を通っていた。幸い,
何事もなかったものの,異臭を放つ男達の若い女性に向ける視線の欲望のオーラ
は存分に感じていた。そして,そのオーラは現場ではとても怖いものであったに
もかかわらず,無事家に着くと,お化け屋敷を無事通り抜けたような達成感に変
わり,更には止めどもなく押し寄せる抑圧された性のストレスのはけ口となり,
オナニーに耽った。
 学校への通学路,運動部系の元気な男の子たちもいる一方,進学コースの男子
たちはちょっと大人びていて,そしてたまにちょっと時代遅れのセーラー服の女
子生徒たちも横を通り過ぎて行く。うちの学校は共学だが,工業科を併設してい
るため非常に男子の割合が高い。そうとあれば当然のことながら私のような若い
女性教師には好色の眼差しを送る生徒が絶えることはない。「T先生って胸デカ
イよなぁ」「それでいて脚も長いしさ,顔は結構釈裕美子似だしさ,最高だよ
ね」「オレなんか授業中,見惚れちゃって勉強に手がつかねーよ」、そんなひそ
ひそ話を聴いて,顔を赤らめてしまうこともしばしば。
 いつものように午前の授業が終わり,昼休みの休憩。ちょっと休んでいると,
いつになく身体が重い。と言うか,「誰か」の気配をいつもにも増して強く感じ
ている。姿の見えない誰かに私は操られる恐怖を感じる。
 午後の授業,生徒たちはみな眠そうな顔をしている。こんな時間に数学の授業
ほど眠いものはない,というのは私にも分かっている。それでも授業は続けなけ
ればならない。
 板書しているとなんだかムンムンして来た。この部屋の暖房が効きすぎている
らしい。「この部屋ちょっと暑いわね」と言いながら,私は自らのYシャツのボ
タンに手をかけていた。すると私の手はまるでエアマットをプチプチとつぶすよ
うな,落ち着かないノリでボタンを次々と最後まで全てはずしてしまっていた。
暑さでボーッとしているせい?いやそれだけでこんなことは絶対にしない,目に
見えない誰かに,私の手と指は操られていた。
 私は何事もないかのようにYシャツを脱いだ。その下にはブラジャーしか身に
つけていない,巨乳ではないものの,ハリのある恰好のいい胸の谷間も露出して
いる。白いブラジャーとスカート姿で私は淡々と授業を進めた。生徒たちの表情
が凍り付いている気配が分かる。男子は私の上半身を食い入るように見つめ,女
子は下を向いて顔を真っ赤に赤らめている。「まだ暑いわね」、見えない誰かに
操られて,スカートにも手をかける。素の私は耐えられないくらいに恥ずかしい
気持ちだ,なのに見えない誰かに身を委ねてしまったもう1人の私が何喰わぬ顔
でスカートを脱ぎ捨ててしまった。上半身の胸の大きさは男子生徒が言うほどに
は自慢ではない,学生時代の友人にはもっと立派なバストの持ち主が沢山いたか
ら。しかし美脚にはひそかに自信がある。曲がりなりにも学生時代は陸上部で鍛
えて来たカモシカのような脚。そう思うと,耐えきれないほどの恥ずかしさを乗
り越え,自慢の美脚を生徒たちに見せつけて鼻高々な気分にすらなった。
 私語すらも途絶えて緊張感漂う教室の沈黙を1人の生徒が破った。普段はおと
なしく目立たないM君だ。「先生、質問!」と言うなり,教壇まで駆け寄る。そ
していきなり私を抱きしめる,乱暴だけど素朴な愛情表現のように優しく。「先
生の身体って,どうしてこんなにキレイなんですか?」他の男子生徒も一斉に教
壇に駆け寄る,争うように私の身体に触れようとする。最初は私もおびえた,彼
らはあらくれた猛獣のように私に襲いかかってくる。しかし誰も私の身体を傷つ
けるようなことはしなかった。押し倒す時もまるで王子様のような優しさで私の
背を包み込むように倒す。
 「キスしてもいい、先生?」、M君は他の生徒に私を奪われそうになりなが
ら,首に回した手だけは話さず私の脣に自らの脣を重ねた。高校生の男の子の
脣,それはまぎれもなく青春の味だった。いとおしくなり,涙が出そうになる。
他の生徒も私の手足を奪い合い,抱きしめ,口づけをする。自由を奪われた恐怖
感を残しながらも,愛しい人に身を委ねたのと変わらぬ居心地のよさも同時に感
じていた。だって彼らはあと2週間で卒業なのだ。彼らと過ごした3年間はとて
も楽しいものだった。3年間の絆で私は彼らを信頼しているし,彼らも私を大事
にしてくれているのが分かる。
 ブラジャーはすでにクラス1の不良のS君に奪い取られ,あらわになった乳房
を揉みし抱くように吸い付いてくる。高校生とは思えぬディープな吸い付き方,
若い子の方がAVなどを真剣に見て研究しているのかもしれない。そうでなくて
も身体中を生徒たちの愛撫に身を委ねている,あえぎ声を上げても上げても,快
楽はとどまることを知らない。まだ最後の1枚の下着ははぎ取られていないの
に。むしろ,この押し寄せる快感の中で,まだ陰部が布に包まれたままなのがも
どかしかった。中ではもう愛液が止めどもなく溢れ,パンティを濡らしていると
いうのに。
 生徒たちも最後の1枚には躊躇しているようだった。私の手足に愛撫している
だけでガマンしきれなくなり,トイレに駆け込んで行く生徒もいた。残った男子
が恍惚とした表情で睨み合っている。最後の1枚を奪う栄光を誰もが狙ってい
た。学級委員のY君が威厳もあり,彼が取りそうな雰囲気にもなったが,彼はそ
うせず,「先生、最後の1枚は自分で脱いでください,そして,キメてもいい生
徒にそのパンティを預けてください。」と言った。いざという時の彼の威厳がそ
う言わせたのだろう,私は納得し,自らのパンティを脱ぐ。彼の威厳にも報いた
い気持ちはあったが,この3年間,最も素直な気持ちで私と接してくれたM君に
そのパンティを捧げた。一瞬場がしんと静まり返り,そして高校卒業のセックス
儀式は始まった。
 童顔に似合わぬその立派なイチモツをしゃぶると,彼はほどなく発射した。そ
のまま萎える事なく,更に私はなめ続けた。本当は一刻も早くこのショットガン
にノックアウトされたかった,あれだけ身体中を愛撫されまくった後なのだか
ら。しかし彼の高校生活最後の想い出になることを考えたら,そんな短絡的な交
わりはできなかった。十分になめ尽くし,テロテロになったショットガンを,陰
媚に湿った黒い草むらの中の恥ずかしい唇の中へ導く。私の方も緊張のあまり胸
が張り裂けそうだったが,彼は私以上に緊張していたに違いない。挿入された瞬
間,頭の中が真っ白になり,その後のことはよく覚えていない。後にも先にも,
この時ほどの強烈な快楽は味わったことがない。
 ひょっとすると,私の背後に気配を感じていた誰かとは,この至福の瞬間をあ
らかじめ知っていたもう1人の自分だったのかもしれない。