[LIVE] Daryl Hall & John Oats "DO WHAT YOU WANT BE WHAT YOU ARE TOUR 2011" @ 日本武道館

　中学生の頃（30年以上！）から聴き続けてきたアーティストであり、膨大なレ
コードCDコレクションで自分の人生３枚目のアルバムが"Voices"だったDaryl 
Hall & John Oatesのコンサートに遂に行く。どんなに体調が悪くても眠くて
も、一生に一度は観ておきたかったライブだ。５時スタートなので３時半に起き
て20分仕度、武道館には開演20分前に到着。九段下を降りた時にすぐに観客の年
齢層が分かる。もう中年クラスの人たちが多いが、しかしみんな良い歳の取り方
をしているように見える。女性同士、男性同士、カップル、とどんな聞き方も許
す音楽。会場前グッズ売場は列が出来ていたが、幸い流れは速かった。席はかな
り端っこで見ずらいポジションだが、それでも30年以上聴き続けたアーティスト
のライブの開演待ちに興奮せずにはいられない。
　最初から名曲のオンパレード。そりゃそうだ、80年代を代表するアーティス
ト、ヒット曲だけで公演ができる。ただ、年齢層も高いし、スタンド席なので、
アリーナみたいに最初からスタンドアップ、みたいなノリにならないのが残念。
　それにしてもホール＆オーツの二人、30年前から変わらないなあ。確かにジョ
ンはハナヒゲを剃ったけど、ダリルの金髪の長髪、ジョンの天然パーマですぐに
分かる。ダリルの声もまったく衰えていない。
　それにしても、なんだかんだ言って80年代洋楽はすごいな、中学生の頃は単に
ヒット曲として聴いていたが、40過ぎた今でも楽曲の良さは衰えない。背伸びし
てたつもりもなく、大人の鑑賞に耐えうる作品に触れていた自分は幸せだ。子供
の頃から聴いてたから、聞き入りながらもつい一緒に歌っちゃうｗ
　サックスが随所で光るジャズの要素を含みながら、ギターとトラムスが心地よ
いロックでもあり、独特のグルーヴとダリルのソウルフルなボーカルが醸し出す
アーバンコンテンポラリーでもあり、何よりもポップスである。I Can′t Go 
For Thatではサックスとギターが延々とサビのフレーズでセッションし続ける。
できればお酒の出るバーやレストランみたいな場所でライブを観てみたいが、さ
すがにそれは無理か。
　曲数は多くない、１時間半で15曲。しかしダブルアンコールは良かった、「ま
だ聴いてない名曲がたくさん在るぞ！」と焦らしながらアンコールで名曲中の名
曲を演奏。やはりKiss On My Listは名曲、帰り道にずっと鼻歌せずにはいられ
なかった。

　以下、セットリスト。
1.Maneater
2.Family Man
3.Out Of Touch
4.Method Of Modern Love
5.Say It Isn't So
6.(title unknown)
7.(title unknown)
8.She's Gone
9.Sara Smile
10.Do What You Want, Be What You Are
11.I Can't Go For That (No Can Do)
ENCORE 1
12.Rich Girl
13.You Make My Dreams
ENCORE 2
14.Kiss On My List
15.Private Eyes