[CLUB] Nightmare @ 赤坂Erebos

　３連休は行きたいパーティが集中。この日はJames Holden@WOMBやTom 
Stephan@ageHaと言う匆々たるメンツが来日する中、フェティッシュなイベント
を選択する。もちろんホールデンもトム様もメチャクチャ見たい。しかし音源が
あればパーティの何分の１かは楽しめるが、フェティッシュは音源ではその真髄
には全く触れることができない。いや、それよりフェティッシュはドレスコード
があり、敷居が高いので、行けるうちに行っておかないと、と言う危機感がある
のだ。おそらく、現在最もストリクトなドレスコードを敷くTORTURE GARDEN 
JAPANはもう無理かな、と思ってる（あそこまでテンション上げられるか自信が
ない）。
　久々にサイバーファッションのクラブウェアを押し入れから引っ張り出すが、
かなりきつい、あと何年もこの強いフィット感のウェアは着られないだろう。
SADISTIC CIRCUS@O-EASTから参加すれば更に濃いフェティッシュライフになる
が、そこまでのテンションもマネーパワーもない（汗）。
　さてNightmare、23時前と言う早い時間に到着したので、まだフロアはガラガ
ラ。ほとんどがrubberな人たちだなあ、オイラみたいなサイバー系はやや少数派
か？そんな中、全くパーティーピープルっぽくないオジサンたちがいる、緊縛系
の人たちだ。フェティッシュパーティではフリークな趣味全般がターゲットだ
が、緊縛は日本が世界に誇るフリークカルチャー。そんな訳で、突然オジサンが
ムチを座っていない椅子に向かって振り下ろされたりする微笑ましいｗ光景が繰
り広げられる。緊縛のターゲットとなる女の子たち、一見腐女子系コスだが、お
そらくラブドールのイメージなのだろう。
　ＤＪも女の子、ＣＤＪ時代の光景ではあるが、このパーティではＤＪにもドレ
スコードが適用される。つまりＤＪのコスチュームもパーティの一部。
　ここまで書けば分かると思うが、集まる人種は音楽に合わせて踊りたい人たち
ばかりではない。緊縛ショーや自身のフェティッシュなコスプレそのものを楽し
んでいる人たちも多い。だから、ピーク時でも別のショーに客が集まってフロア
がスカスカになる時がある。それはこのパーティの懐の深さの表れでもる。実
際、普通のクラブじゃ先ず見掛けることのない、中高年層がここにはいる。ニッ
チな趣味の局地には、幅広い年齢層が集まる、これは面白いことだ。その結果、
Sota.Sさんは全編60-sのハードハウスミックスと言う技を繰り出していた。
　他にも女性ＤＪが二人いた、ここはブースがフロアの目の前にあるので、ＤＪ
に華があるのは重要だ、篠田麻里子似のＤＪ、ノリが小悪魔系で良かったなあ。
トリのＤＪがテクノで固い音が良い、と言うか、以前Rockwestのアフターで回し
ててガッツリやられたのはこの人じゃないだろうか。
　他のパーティと比べて迷ったが、ここにして良かった、何しろここはＤＪ音楽
以上にパーティピープルが楽しいのだ。そりゃもっとストリクトなドレスコード
を敷いてるTGJの方が本格的だが、それぞれのアンダーグラウンドが出会う場
所。やはり、どこでも良い、と言う訳には行かない。と言う訳で初めての赤坂で
の夜遊び終了。