[DISKREVIEW] Simple Minds, 三浦大知, Berryz工房, Love To Inifinity, 椎名林檎, flumpool, Carl Craig & Moritz Von Oswald


<2009.07.16(Thu)>
・Simple Minds / Graffiti Soul
 Jim Carr率いるSimple Mindsってまだ現役で活動してたんだ!新譜が出たって
んで早速購入。いや〜、80年代全盛期と変わらぬジム・カーにしか出せない
オーラ満開のトラックが並ぶ。しばらくこのCDだけで生きていけそうなくらい
スバラシイ。

・三浦大知/Delete My Memories
 踊りの卓越ぶりも大知クンを語るには欠かせないが、今回はそれにも増して彼
のボーカルの色っぽさのハンパ無さにうならされる。哀愁漂うメロディが彼の
ボーカルでグッと引き立っている。個人的にハウストラックと言うのも嬉しい
し。そう言えば大知クンはまだ生ライブは見たことなかったな、一度観なけれ
ば。

・Berryz工房/ライバル
 とりあえずBuono!ヲタなので桃子姫と雅姫しか知らないwやっぱり夏焼さん最
高!ピーチはキャラ立ってるなあ。と言う訳で、PVの評価になってないw

・Love To Infinity / Classic Paradise
 懐かしいハンドバッグハウススター、ラブ・トゥ・インフィニティのデビュー
アルバム、このキラキラ感が昔のUKハウスだなあ。と言うか、アルバムを通し
て聴くと、完成度高い、この人たちはアルバムアーティストだったんだなあ、
と。ミックス陣もスゲー!David Morales, CJ Macintosh, Johnny Vicious、泣
きそうになるくらい当時のビッグスター揃い!そんな訳で、今時のハウスに比べ
とちょっとピッチ遅め、まぁミックスしたけりゃピチコン上げれば済む話ですが
(笑)。

・椎名林檎/三文ゴシップ
 どうしちゃったんでしょう?ってくらいにジャズファンキーな林檎姫。ハレと
ケの絶妙なバランスが魅力の1つだった彼女の作風ですが、今回は徹頭徹尾ハレ
を前面に押し出したようなアルバム(しかもノンストップで次の曲につながって
る)。今の姫はロックよりビッグバンドジャズに傾倒してるような感じ。なんだ
かかつてのブライアン・セッツァーを見てるよう。ラッパーのフィーチャーは
ちょっと違和感あるかな。ボーナスに意外な曲なアカペラ(と言うのか?)バー
ジョンあり。

・flumpool / MW 〜Dear Mr. & Ms. ピカレスク〜
 夏らしい疾走感のあるナンバー。それでいてflumpoolらしさは全く褪せること
無く、かっこよくかつさわやかに夏を彩ってくれる。いい音楽は決して土足で上
がってこない、それなのに確かな存在感と爽快な後味を残してくれる。そんな傑
作。

・Carl Craig & Moritz Von Oswald / ReComposed
 ドイツのグラモフォンレコードと言えば、正統中の正統派クラシックレーベル
である。そこからテクノの大御所、カール・クレイグとモーリッツ・フォン・オ
ズヴァルドがラヴェルとムソルグスキーの作品をミックスすると言う、かつてな
い大胆な企画。
 しかし、ラヴェルのボレロは実際のところ、ミニマリストにとってはそれこそ
Manuel Goetthing "E2-E4"と並び称されるような楽曲であって、ボク自身、一晩
かけてフロアをビルドアップしていくフロアの興奮がそのまま詰まっていると言
うことをあらためて感じた。ぶっちゃけ、クラブに行ったことがない人にクラブ
ミュージックの素晴らしさを伝えるために、ラヴェルのボレロを聞かせると言う
のはいいアイディアだと思った。
 とまあ、好き勝手なことを書き散らしてしまったが、つまりミニマリストが
モーリス/ラヴェルをリコンポーズする、と言うのはきわめて正しいことだと
思った、と言うこと。