[CLUB] X-Treme Hard Daytime Edition @ Amate-Raxi, Shibuya, and [LIVE] C.O.R.E. @ Outbreak!, Yotsuya

・X-Treme Hard Daytime Edtion @ 渋谷Amate-Raxi
　結局ゲインズブールな夜を捨てて、ハードコアなイベントへ。ゲインズブール
の方がレア度高いような気もするが、年を喰えば食うほどスタイリッシュなもの
より下世話なサウンドに個人的に惹かれてしまう。日曜昼間の渋谷なんて人多過
ぎだなあ（ちなみにセンター街方面ではない、反対方向なのでお馬サンな人たち
が大量にいる）。Amate-Raxiは初めて、ほぼＪＲ線路沿い、並木橋下に発見。駅
前のコインロッカーが一杯だったので荷物は店で預けるが、店のコインロッカー
に余裕があって助かった。ここもなかなかいいハコだ、地下１階のラウンジはも
ちろんスルー、真っ直ぐ地下２階のメインフロアへ。もうすでにDJ DEPATHさん
がフロアをアゲアゲに、と言いながらこちらも３分でウォームアップ完了、汗を
かき始める（笑）。さすが昼のイベント、人入ってますね（深夜でも入るけ
ど:-)）。
　すぐにDJ BUGさんに交替。茶髪の西田敏行つーか（そんなこと言っていいの
か？ｗ）。今最もナードコア魂を感じさせる熱いプレイ、もちろんアガリまく
り。
　そしてSHARPNEL.NET。今日来たのは彼らを観に来たようなもんだな。イヤもう
スバラシイの一言、ガバで鳥肌立つほど感動するとは思わなかったな、ギリギリ
まで高速にこだわりながら、隙間なく完成度の超高いハードコアテクノ。ホント
にアンダーグラウンド人気だけにとどめておくには惜しすぎるカッコ良さ。下手
な外タレ見に行くよりこっちを見るべし、と言いたくなる（実際、ヲタク文化を
理解する外人の姿もチラホラ）。フロアもみんな恍惚状態で踊り狂ってます、シ
アワセ〜（加藤ローサ風に）。
　全日本レコード、始め挙動不審（笑）でよく分からなかった。いわゆる国際政
治陰謀論をとうとうと語るジャーナリストだが大学教授だかのビデオが延々と流
れる、そして区切りのいいところで突然ハードコアミックスされた歌謡曲が流れ
出し、MCがそれにあわせて歌う、と言う実にバカバカしく突拍子もないライブ。
しかしこのニセ大学教授の言ってることは妙に説得力があるし、ハードコアミッ
クスされた歌謡曲もまたうまく笑いを誘うもので楽しく踊れる。これはクセにな
ります（笑）。これぞサブカルチャーって感じだな。
　そんなこんなで楽しい時間はあっという間、次のイベントがあるので
Amate-Raxiは６時半過ぎに退散。まぁ今日は新しいハコを覚えたってことで。

・MIGHTY BEASTY PARTY vol.4 @ 四谷Outbreak!
　今回のC.O.R.E.のライブはオムニバスではなくPowernudeとの対バン。という
ことで、19:00スタートに２０分ほど遅刻してしまったため、冒頭から出演して
いた彼らの冒頭部分は残念ながら見れず。日曜だってのに人入ってるなー、今日
もアツいライブです。ベースの人が今回でバンドを脱退するとのことで、ライブ
中のＭＣで一言ありましたが、それがまたアツくてカッコいい。ヘヴィでズッシ
リ来る音、高速なドライブ感で攻めて来る音、どれもC.O.R.E.の魂がこもって
る。最前列ではモッシュの嵐、そこだけ空間が空いてます（笑、モッシュしない
人が彼らを避けるため）。
　その後8:20頃対バンのPowernude登場。もちろんこちらもヘヴィロックのバン
ドだが、MCで結構笑いを取りにくる。そんな関係もあってか、女子のファンが目
立つ（特に最前列は８割女子！）。ハードだが、Rock'n'Roll "Party"のノリの
良さ、グルーヴ感の軽さがある。その意味では初体験でも十分楽しめる音。
　しかしだからと言ってこちらに軍配を上げようとは思わない。このライブで感
じたこと、それは今更ながらだが、ヘヴィロックは“男の生き様”を伝える音楽
だ、と痛感する。少なくとも今日の２バンドは、メンバーの中にものすごいカリ
スマ性の強いヤツがいて、良くも悪くもそいつのワンマンバンド、と言うタイプ
ではない。バンド＝連帯、と言う言葉の意味通り、メンバー同士の男の結束力で
サウンドが出来ている。先ほどの脱退するベーシストの「C.O.R.E.は男の生き様
だ」と言った言葉通り、ここでのライブ体験は彼らの生き様を受け止めることに
他ならない。「男の生き様」と言う、簡単には貫き通すことの出来ない哲学的な
ヘヴィネスが、C.O.R.E.と言うバンドのサウンドの核＝COREになっていて、それ
はエンターテイナー的な器用さと安易に比較してはいけないのだと思う。ＭＣ控
えめ（しゃべる時はしゃべるのでしょうがｗ）、言葉にしたらくどくなるだけの
ヘヴィでストレートなメッセージを音に込めることに全霊を傾けている限り、ボ
クはC.O.R.E.を支持して行きたい（喬志クン、エラソーなこと書いてゴメン
m(_o_)m）。もちろん、どちらも良かった、帰りは元気をもらって帰れました。