[DISKREVIEW] w-inds., Hardfloor, Dan Fogelberg, Vision Quest

・w-inds. / BEST ELEVEN
　元日に発売されたw-inds.ベスト盤。どれもヒットした曲ばかりだが、問題は
それぞれの曲が色褪せてないか、ということ。いやいや、こうして昔の曲を並べ
て聴いてみると、また新しい感動があるではないか。海外進出まで果たしている
彼らとは言え、まだまだ平均２２歳の伸び盛りの３人。成長の足跡をしっかりと
このアルバムに刻んで、更なる飛躍に期待する２００８年。

・Hardfloor / The Life We Choose
　Ramon Zenker & Oliver Bonzioの２人組の２００７年の最新作。今も３０３を
使いまくったアナログシンセ音は健在だが、なんか昔に比べるとファンキーなノ
リがやや足りないのが残念だな。でもハードフロアらしいアゲっぷりも散見され
るので、ビッグパーティでの彼らも見てみたいもの。

・Dan Fogelberg / The Very Best Of Dan Fogelberg
　昨年末に逝去したダン・フォーゲルバーグを偲んでベスト盤を購入。当時は
Boz ScaggsとかDaryl Hall & John OatesとかTotoとかAORブームの中のアーティ
スト、と言う位置づけで聞いていたが、こうして聞いてみると結構正統的なカ
レッジフォークの継承者で、ナッシュビルに居を構えていた時期もありカント
リーフォークにも造詣が深い様子、たまたまAORブームに乗っかることが出来
た、と言う印象。とは言え、スタイルはカレッジフォークでも政治批評とかエッ
ジの立った方向ではないのは間違いなく、仙人とは言わないまでもちょっと引き
こもり気味な人たちにもやさしくささやきかけるようなハートウォーミングな歌
声とメロディが心地良い。あらためて合掌。

・VISION QUEST / FRESH FULL ON TRANCE
　今やトランスと言えば大型レイヴの代名詞という感がある。かつては超がつく
ほどアンダーグラウンドだったサウンドも今ではレイヴカルチャーのメインスト
リーム。そしてそこまでトランスを育て上げた立役者の１人がこのVISION QUEST
のチーム。そんなVQのレーベルがコンパイルしたＣＤだから思わず家でもアガ
る。最近寒いせいでテンションが低いので家で無理矢理テンション上げるのに聴
いてます（笑）。