From music-fans-request@mclaren  Mon Jul 22 19:41:27 1996
Date: Mon, 22 Jul 1996 18:45:24 --900
From: TIS Kazuhiro Sanada 
Subject: [music-fans:00330] Izumi Katoh

	加藤いづみ Concert -La Bossa '96-
	7/21(Sun) at 新宿厚生年金会館

　正直な所、最新アルバム"Bossa"はどうにも肌が合わない感触があって、そ
の結果、この日のライブにも大きな期待はしていなかった。しかし、結局は彼
女のような自然体のアーティストが今の時代どんなに重要か、と言うことを改
めて思う結果になった。

　会場には開場１０分前くらいに到着したが、すでに長い行列が。そうは言っ
ても、しっかりたむたむさんを始めとしたＭＬのメンバーの何人かが先頭から
すぐ後ろに並んでいたりして、さすがだ、などと思ったりする（苦笑）。かな
り長い列だ、と最初は思っていても、更に自分の後ろには前に並ぶ人以上の行
列が続く。

　入場すると、やはりまずはグッズのチェック。コンサートパンフとＴシャツ
合わせて４５００円。Ｔシャツはデザインが悪かったら買わないつもりだった
が、ワンポイントがなかなかカッコよかったので、そのままトイレで着替えて
しまう暴挙にまで出る（笑）。

　席は２階でもかなり上の方、忘れかけてた頃にチケット入手してたのが悔や
まれるが、期待してないからいいや、と思いそのまま座る（その割にはＴシャ
ツ着てるし:-)）。開演は約２０分遅れ。意外にも最初から“Ｚｅｒｏ”でス
タンディングのノリで始まった。最初からいづみさん飛ばす、そのおかげで会
場の歓声もすごい。ノースリーブでロングスカートの赤のワンピース。

　３曲ほど昔の曲を歌い、彼女の挨拶があったあと、最新アルバムからの曲へ。
ＣＤで聴いていたときの妙な軽さはなく、むしろポップさが全面に出て、コン
サートを楽しくする雰囲気のある曲達が並ぶ。サックスのアンディさんが、ふ
んわりした存在でとてもよい。"Blue Letter"という曲が印象に残った。あん
まりいづみさん感情の込め方がうまいものだから、傍から見ていると泣き出し
そうでドキドキしてしまった。

　今回、いづみサン初めて途中で衣装替え。黄色のコスチュームで再び登場。
陽気な会場の雰囲気がますます高まる。「好きになって、よかった」、「髪を
切ってしまおう」、「坂道」などの切なさを込めた歌はもう彼女は歌わなかっ
た。「ひまわり」のように過去を思い出す曲でも無邪気に笑い飛ばしてしまう、
「夏のカーディガン」のように失恋の歌でも爽やかに流してしまう、不思議な
ポジティブさを持った雰囲気が、今のいづみサンの姿のようだ。

　１回目のアンコールは、メンバー全員がステージ最前列の椅子に座って登場、
アコースティックか、と思ったが、むしろ殆どメンバーのＭＣ（爆笑）。しか
し、ここで感じる親近感というのが、加藤いづみと言うキャラクターの重要な
ポイントでもある。

　２回目のアンコールではロングパンツ（ライブでは初めて？）。細身のいづ
みさんめちゃくちゃかっこいい、なんでいままでスカートばっかりだったんだ
ろう？

　コンサート後のオフミですが、ニフティのグループと合流すると大変な人数
になりそうだったので、ＭＬだけのグループがコソコソ抜け出して７人程度の
グループで飲みに行きました。

E-Mail: sana@McLaren
http://192.10.2.246:8080/‾sana/
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                                             I am against C*D*A.