[DISKREVIEW] Mayuri, 1200 Mic's, Maximo Park, 田中フミヤ, The Days of Hardcore Vol.2, Daishi Dance


<2007.08.10(Fri)>
・Musa MAYURI MIX
 サイケデリックなRee.Kさんもそうだが、クラブでのプレイスタイルはハード
スタイルでも、ミックスCDだとかなりミニマルっぽくなる。黙って聞かされると
田中フミヤ?と言う第一印象も。ただ、どんなプレイスタイルにせよ,CDは繰
り返し聴いて飽きないのが重要,つまりこのシンプルきわまりない無駄をそぎ落
とした音の固まりはエンドレスで飽きずに聴ける。クラブとはまたひと味違う
マユリさんワールド。8/3のAIRに行けるよう,仕事で死んでなきゃいいんだけ
ど:-)

・1200 Mic's / Magic Numbers
 キタァーーーーッ!と思わず狂喜!久々にロックをパクりまくったトランス登
場!今年最高のアゲアゲアルバムはこれで決定!AC/DC / Thunderstruck, Pink 
Floyd / Another Brick On The Wallなど、むしろオヤジロックファンを泣かせ
る選曲なのがタマランです。オープニングのウォームアップを経て,後はひたす
らフルオントランス,このアルバムだけでご飯3杯はイケます(笑)。

・Maximo Park / Missing Songs
 やはりインパクトがあるのはApply Some PressureやGraffitiのオリジナルデ
モバージョン。荒削りだからこそのノリがあっていい。全体的に見てもアコース
ティックバージョンの作品が多く,「うた」があるのはいいバンドの証だろう。
小品だが,買って損のないミニアルバム。

・fumiya tanaka / mur mur
 かけてるレコードは確かに新しいものを使っているが,田中フミヤのDJのポ
リシーと言うかスタイルは,まだ大阪中心で活動してた10年前と殆ど変わって
ない,と言うかブレがない。何と言うか、当時は流行のテクノの中心人物,と言
うことで流行ノリで必死に追いかけていたが,今はむしろ感性が自然に受け入れ
られる。と言うか,逆に底なしに深い沼のようなディープミニマルを若い人が瞬
時に反応できるってのはスゴイなあ,と思う。デトロイトテクノは自らを
“フューチャーソウル”と呼ぶことがあるが,フミヤの回す音はまさに日本の
フューチャーソウル。

・The Days of Hardcore Vol.2
 ハードコアDJ達によるオムニバスミックスCD、タイトルパーティで配って
たヤツです。いやもうこれに解説するなんてムダだな,もうバカ丸出しでガンガ
ン行きましょう。脳みそ溶けてるのは夏の暑さのせいだけじゃないぞ(笑)。

・Daishi Dance / the P.I.A.N.O. set
 ハウスミュージックのアルバム、と言うよりは,ハウスのフォーマットを借り
たラブソングアルバム,と言った方がいいかも。そのくらいエモーショナルでス
イートでオシャレで、でも踊っちゃってもいいよ,と言うアルバム。夏の終りの
9月あたりにあちこちのクラブでかかりそうな曲ばっかり。