[DISKREVIEW] Rush, Bjork, 時東ぁみ、のだめカンタービレ、ギャルル

・Rush / Snakes & Arrows
　僕が大学生の頃ラッシュの音に出会った時でもすでに十数年のキャリアを持っ
たバンドだった。そんな彼らが２００７年の現在も完全に現役で活動しているの
は全くもって驚きだ。そして、その音楽性に全くブレがないことにもっと驚く。
スリーピースと言うロックバンドとして最小の構成で完成度の高い分厚いサウン
ドと形而上学的な歌詞。結局他に誰も彼らに追随出来なかったし、彼らもまた誰
かの真似をしようなどということはみじんも考えなかった。ロック界の奇跡はス
トーンズやエアロスミスだけじゃないのだ。

・Bjork / Volta
　例によってエスニックとも取れるし、悪趣味とも取れるし、シュールなようで
土着的、全くもってビョーク的な世界。それは今さら説明の言葉を長々と連ねる
までもない。ただ個人的に９曲目の「Declare Independense」のディジタル／
ハードコアなアプローチの楽曲が異様な存在感を放っている。もちろん彼女がテ
クノ方面へアプローチしたのはこれが初めてではないが、この楽曲のパンキッ
シュなエレクトロノイズの処理、歪みまくったキック音、この楽曲の無意味な
カッコよさがこのアルバム全体の存在感を思い切り転倒させていて面白い。

・時東ぁみwith THEポッシボー／TAWAWA夏ビキニ
　シングルでは初めてのスローナンバー？この曲ならイベントでもじっくり聴け
るなー、と思ったら大間違い、カップリングの「わんだふる　さま〜たいむ」が
また警戒もとい軽快にロケンロールしてて、イベントじゃ飛びまくらずにはいら
れない。まぁこれでこそぁみにぃですよ。飛んで、叫んで、打て。それがぁみ
にぃ道のあるべき姿（笑）。
＃それにしても、わんさまの歌詞の「大盛り」は盛り上がります（笑）

・のだめカンタービレ／おなら体操
　タイトル曲は上野樹里が歌ってるのにＣＤ自体の演奏者クレジットがのだめカ
ンタービレなのはカップリング曲が別のアーティストの歌唱だから。正直おなら
体操だけで５００円くらいで売ればいいのに（笑、1,575円）。体操、と言って
も、この曲を聴くだけで力が抜けるのであまり仕事中には聞きたくない（笑）。
でも快眠はできそうです。カップリングのＧカップ、真っ当なラブソングなフリ
してこの歌詞かい！（爆）

・ギャルル／Boom Boom めっちゃマッチョ！
　昔のユーロブームではいろんなレコード会社が競ってシーンを盛り上げてくれ
ていたが、９０年以降はユーロと言えばもはやエイベックスの十八番、という感
じで他のレコード会社は参入しない状況が続いていた。そんな中でハロプロ系の
TN-MIXがユーロに手を出した、というのは画期的なことだと思う。と言うか、小
室哲哉もユーロの作曲してないのにつんくさんがユーロの作曲やるとはビックリ
です！もちろん大歓迎、ユーロなんて今や本場イタリアやベルギーより日本の方
が盛り上がってるのに、純日本産のパラパラユーロがない方がおかしいんですか
ら、つんくさんのチャレンジを強く支持します。
　とにかく、ユーロ、と言うかパラパラの醍醐味は、ディスコやクラブでみんな
が一緒の振付けを踊りまくることで得られる高揚感、是非デビューイベントで終
わらず、あちこちのディスコイベントなんかにもギャルルに参加して欲しいです
ね。でもそうするとあみみのまだ１９歳というのがネックだな、早く９月２５日
になれー！