[RAVE] Body & Soul @ Odaiba Open Court

　前日は寝込んでしまい（いつものように）最悪の週末、こんな日は夜更かしせ
ず、早く寝る（ライアーゲームは見たけど:-)）。翌朝、午前中は簿記スクール
で模試、初回だからか比較的易しい出題で、まだ全然自信がない状態で合格点近
くまで取れてちょっと安心、昼飯喰いながら復習して、さてお台場へ。渚の時ほ
どではないが、ゆりかもめの駅を降りたら爆音が聞こえる。模試の最中も鼻づま
りに耐えて問題を解いていたが、お台場に着いたら頭痛は止んでいた、これは天
の恵みだ。
　入場には長い行列？と思ったが、あっさりと入場出来た。早速PSB君に連絡し
てみるが爆音がうるさくて留守録が聞こえない。諦めて先ずは一踊り。屋外レイ
ヴと言うとテクノやトランスがほとんどで、こういうオールドスクールなハウス
というのは新鮮だ。踊れるけどガツガツ行くわけじゃない、ちょっとロマンチッ
ク入ったナンバーが許されるアトモスフィア。オトナの空間であるが故のセンチ
メンタリズム。途中、キイチロウさんにあった。グレーのＴシャツにジーンズと
いう飾り気のないファッションがキマっているのは相当なファッションセンス
だ。
　１時間くらいしてようやくPSB君と合流、食事タイムにする。オイラもレイヴ
飯を食いたかったが、さっき食事したばかりだ。でもかき氷ってのもなかなか乙
だよ、縁日にでも来た気分で（笑）。
　Body & Soulと言えば今では“観光”ハウスパーティなところもある。そうい
う自分も前売りをシスコやマンハッタンではなくイープラスで買ってる（苦
笑）。そうは言ってもボディ＆ソウルだ、年齢層も高いし、何より音楽に全幅の
信頼を置いて身を任せられる。むしろここのようなオープンマインデッドなパー
ティこそオープンエアでやって大成功だろう（まぁたまたま好天に恵まれたから
のことで、これが雨だったら感じ方は違っていたかもしれない。何はともあれ、
オーガナイザーの決断に拍手）。ＥＷ＆ＦとかA Taste of Honeyとか、ガラージ
以前のディスコヒットがかかっても、Ｂ＆Ｓのマジックは立派にダンスクラシッ
クに昇華している。ここでかかるのは“心の琴線にかかる”ダンスミュージック
だ。
　日が暮れてからがまたいい、ちょっと猥雑な雰囲気でアゲていく、パーティは
これからだ。フランソワ、ダニー、ジョーの３人が繰り出す音楽の奇跡は、まさ
に音楽が空から降ってくるように感じられる。三日月が私たちを照らしている。
こんな奇跡の星空の下では、東京の空気ですらきれいなものに感じられる。７時
半でいったん音楽が止まる。フランソワがマイクを取る、「押さないで」、前は
相当にラッシュ状態らしい、確かにアゲていったおかげで人がなだれ込んでいた
からね。再びスピーカーから月光のようなダンスミュージック。昼間は体調が悪
くてそもそもまともに踊れるとさえ思っていなかったのに、結果はパーティの最
後を見届けることができた。フランソワがしゃべるのを聞くのは初めてだが、あ
んなに日本語がうまいとはね、考えてみたら彼の奥さんって日本人なんだっけ、
ジョンレノンを始めとして、ＮＹに住むアーティストは日本人を奥さんにもらう
人が多いね。ラストはJaguar、アラビア風のファッションに身を包んだダンサー
がライトサーベルを振り回し、ターンテーブルに魔法をかける。でもそんな奇跡
も８時でおしまい、屋外だから時間を守らないと警察が来ちゃうんだって（フラ
ンソワ談）。でもいい余韻を残しながら散歩がてら駅まで歩くのもいい気分だ。

　おまけ、この日は久々にIn-Dust-Real Ｔシャツを来て出かけた。僕にとって
はDJ POMちの想い出の形見のようなＴシャツだ。POMちはハウスよりもテクノな
人だったが、オーガナイザーさんのお知り合いということでこのパーティにはよ
く来ていたようで、１度だけBody & Soulで見かけたことがある。今日はちょっ
とだけ昔の想い出に浸ってみた。まぁ実際には、ここにいきなりparadise Garage
のＴシャツを来てモーホーなお方にナンパされるのも、と言うのがあったのだ
が:-)
　夜になってからは風も気持ちよかった。太陽、三日月、風、全て自然の恵みが
このパーティの味方をしていた。