神園さやか＠HIT STUDIO 60'S

　週末はノロで死んでおきながら、平日になると元の体調、もちろんいいことな
んだけど、ぁみにぃのライブに行けなかった悔しさが募るｗ。だから、というわ
けではないのだけれど、さやかちゃんのライブに行こう、と思い立った。彼女の
イベントはもう１年以上ブランクが空いてる、そう言う子に久々に会いに行く、
というのはちょっと緊張するねえ、お店もライブレストラン？仕組みがよく分か
らないので直前まで行くかいくまいか迷う。で、この日記を書いてるということ
は行ったわけなんですが（笑）、結論はもちろん、行って良かったです。
　ライブレストランと言うと昔新宿に日清パワーステーションというのがあった
が、まぁ座ってみてるのはごく一部で実際はスタンディングのライブハウスと変
わらなかった。どっちかと言うと、T◯Sライブをやった渋谷クロコダイルが一番
近いかもしれない。で、このHIT STUDIO 60'Sというお店、場所は八重洲と言う
サラリーマン街だし、店の名前から分かる通りオールディーズを売りにしている
ライブハウスのようだ（スケジュールを見るとお笑いパフォーマンスも多いみた
いだが）。まぁそれはともかく、日本橋通勤時代を懐かしみながら店の場所に行
く、あの頃とそんなに変わったという気はしないが、こんなお店ができてたの
か。
　ライブチャージが２１００円、バーカウンターでのキャッシュオーダー方式
（地下２階は普通のレストランがあるらしい）。こんな八重洲のど真ん中で萌え
の空間ができてるのはなんとも言えない違和感が（苦笑、と言うか、ステージ真
正面に座っちゃったよ）、食事も喉を通らなくて大変。
　さて19:30の部スタート。出て来たオールディーズのバンド（なんかボーカル
の人がすごくテンション高くて最初ひいてました:-)）が３曲ほど演奏したあ
と、そのままさやかちゃんのバックバンドとして。いつもカラオケで歌ってたさ
やかちゃんしか知らなかったので、バンドで歌うさやかちゃんは初体験。と言う
か、演歌歌手がバンドをバックに？そう、ここでのさやかちゃんは演歌歌手では
なくポップス歌手なのでした。
・初恋
・グッバイマイラブ（アンルイスのカバー）
　前半はこの２曲のみ、あとはひたすらＭＣ。いやいや、ＭＣがまた楽しくて良
かった。と言うか、さっきも言った通り緊張感が取れなかった中、笑えるさやか
ちゃんとチアキさん（テンション高いバンドのボーカルの人ね）のやり取りでよ
うやく緊張がほぐれて、ステージを楽しめるようになったのですから。
　久々にさやかちゃんにお会いした感想、２０歳になってもお人形さんのようで
した(^o^)。いまだに中学生と間違われるそうですが、マジでこの人は年取らな
いんじゃないか？と思わせます。それはともかく、緊張していた自分は萌え死ぬ
というより、なんかこれまで以上にきれいになったさやかちゃんを見て胸が一杯
になって泣きそうになった（マジ）。
　２０分強の休憩、マネージャさんの物販の列は品切れで終わっちゃった、あー
あ、と思っていたら、次の回の開演直前でもう一度並べました。
　20:30の部スタート。今度こそは歌中心のライブ。１曲バンドが歌って、その
あとさやかちゃん登場。肩出しのセクシーなワンピースのお召し物はまさに大人
のクラブ歌手、と言う感じですが、それとさやかちゃんの幼いカワイさとが全く
違和感なくミックスしてるのは驚き。
・カントリーロード
・恋は焦らず
・サーフィンＵＳＡ
　前半は洋楽ポップスのカバー。江利チエミとかの世界な訳ですが、そこにある
のはまごうことなきさやかちゃんワールド。カントリーソングはともかく、
シュープリームスのカバーというダンスナンバーのカバーも全然違和感がない。
英語も相当特訓したに違いない、もしかすると他の演歌歌手も洋楽ポップスに
チャレンジしているはいるのかもしれないけど、少なくとも僕にとっては演歌歌
手が洋楽ポップスを歌ってるのを見るのは初めて（美空ひばりとかならあるか
な？でも記憶にはないです）。とにかく、彼女が歌うと洋楽が全く違った魅力を
放ってるのがものすごく新鮮。サーフィンＵＳＡはボーカルはチアキさんだった
けど、隣であまりにキュートな振付けダンスをしているさやかちゃんに目を奪わ
れたのは言うまでもない（笑）。
・涙そうそう
・木綿のハンカチーフ
・勝手にシンドバッド
　後半は日本語ポップス。自分の曲ではないけれど、カバーはすでにアルバムで
聴かせてくれている、ここにあるのはどれもさやかちゃんの歌になってる。涙そ
うそうでは、軽く演歌的なコブシが入るが、それがとても優しく、現代になって
も日本人の心に響く歌になっている。そして木綿のハンカチーフ、ハッキリ言っ
てオリジナルの太田裕美よりこっちの方が好き（笑）。なんだろう、自分の青
春って大していい想い出がないのに、ここにあるのは“懐かしい日々”を実感す
る。要するに単に自分の想い出を引き出すのではなく、さやかちゃんワールドが
架空の青春そのものになっているのだと思う。勝手にシンドバッドもボーカルは
チアキさん、やっぱり隣でタンバリン叩いてるさやかちゃんに視線が(^o^)。こ
こ最近体調不良でテンションの上がらなかった自分も、こういうアットホームな
雰囲気で上げてもらえれば全然ついて行けました。まだこのあとも２回ステージ
があるみたいですが、無理はせずここでおいとま。野暮な言い方ですが、風は
冷たいが心はポカポカ、な帰り道。