[DISKREVIEW] 椎名林檎、木村コウ、時東ぁみ、HINOIチーム

・この世の限り／椎名林檎
　ビッグバンドジャズ、と言うよりは，映画黄金時代のサウンドトラック，とい
う印象。ディープに音楽を追究しているようでいて，ごく普通に「音楽を楽しみ
たい」と言う素朴さも同居させられるのは林檎さんならでは。「錯乱」も同様に
以前の椎名林檎の昭和歌謡曲テイストを通り越して昭和モダンテイストに溢れて
る。最後の「カリソメ乙女」はタンゴか，実はオイラも最近古い音を聴きたいと
思っていたので，ちょっとかみ合ったりする。

・Futic Compilation Vol.1
　木村コウ主催のFutic Recordingsのコンピレーション。もちろんミックスはコ
ウさん。かなりディープよりのプログレッシブハウスを展開しているが（と言う
か、Futicのカラーってプログレッシブだったんだ（汗）），ドロドロとハメる
ような感覚はない。誰にでも聴きやすい反面、やっぱりあのドロドロさをプログ
レハウスに求める人間としてはやや物足りなさを感じる。まぁそれはコウさんに
求めちゃいけないんだろうけど。やはりコウさんにはありとあらゆるジャンルを
ミックスして、自分のパーティを築くそのスタイルでやって欲しいなあ。

・時東ぁみ／愛ヤイ愛ヤイ！
　最初自転車に乗りながら正義のヒーローに変身するＰＶにはひいた（苦笑）。
でもここまでやり切っちゃうぁみにぃってカッコイイ！と言うのが今の評価。ぁ
みにぃはライブをやってナンボの歌い手、だからステージが楽しくなきゃいけな
い、その意味ではこのコスや派手なウィッグも自分のものにしちゃってる、さす
がです。今日(2/7)のイベント？思い切り遅刻して、握手だけして終わりました
（笑、平日だから握手に間に合っただけでもラッキー）。で、生愛ヤイコスを拝
見しましたが、カッコカワイイですよ。既存のキャラにナリキリなのではな
く、ぁみにぃのオリジナリティのしっかり出たキャラです。後はライブで「チョ
メチョメキーッス！」って叫べたらシアワセ(^o^)

・HINOIチーム／Dancin' & Dreamin'
　これまでのユーロビート路線を踏襲しつつも、だんだんとヒノチ色が出てくる
ようになりましたね。やっぱりコリッキーと離れ、自分たち自身でも振付けを考
えるようになった、と言うのが大きいと言うか。ユーロと言っても彼女たちに
ピッタリのカワイくてメロディアスなナンバーです。１０日のエッグマンでのワ
ンマン（！）ライブが楽しみです。と言うことで、今夜も付録ＤＶＤで振付け
レッスンを勉強せねば（笑）。
　カップリングのPlease Forgive Me、イントロのキーボード弾きまくりがユー
ロファンにはたまらん(^o^)。歌詞もメイントラックに劣らずロマンチック。
"Merry X'mas To The World"はもう季節外れなのですが（ネットではクリスマス
シーズンに公開されたたそう）、ストレートにカワイらしい佳曲、今年のシーズ
ンでまた是非やって欲しいなあ。