ディスクレビュー：嘉陽愛子、神園さやか

・嘉陽愛子／cosmic cosmetics
　女の子の幸せ気分な歌詞とライトなトランスのトラックがピッタリマッチして
いて、アイドルポップスとしてだけでなく、ＦＭのＢＧＭとしてもとても気持ち
のいい楽曲。カップリングの「約束の樹の下で…」がまた佳作のバラード。同性
うけも十分にいける才能なので、もっとエイベックスさんがプッシュすれば
A-MUSICと言うローカルなアイドルから脱皮出来ると思うんですけどねえ。
　と軽く思っていたら、いやいや、ちょっとヤバいです、いよいよヘビローし
ちゃってます（笑）。楽曲良過ぎ、アレンジ良過ぎ、そしてアイピーカワイ過ぎ
(^o^)、と３拍子揃っちゃってます。こりゃ年間チャートでぁみにぃといい勝負
になりそうです。

・神園さやか「二十歳の原点」
　演歌が下火、と言われて久しいが、氷川きよしの活躍を見てると決してそんな
ことはない。ある意味日本人は演歌的なものとは切っても切れないと思う、映画
なんか今でもお涙頂戴ストーリーの方がスタイリッシュな作品よりヒットするわ
けだし、多様化した音楽シーンの中で演歌の“音楽性”は周辺的なものに追いや
られても、日本人の精神が演歌的である限り２１世紀でも残るんですよ。
　と、説教臭い話は置いといて（笑）、まぁさやかちゃんの魅力は生を見た方が
いいです、かなり重度の天然ボケがスバラシイｗ。しばらく離れてましたが、ま
た愛を復活させようかと思ってます、オヤジですから（自爆）。
　で、このアルバム、オリジナル曲はもちろん演歌、カバー曲も基本は演歌だが
イルカのカバー「なごり雪」とかカントリー「テネシーワルツ」なんてのも入っ
ていて、「歌謡曲」と呼ぶとこれらも範疇に入れられるのかな、と。個人的には
やはり制服時代（当時は現役高校生でしたから）が印象的なのだが、少し大人に
なったさやかちゃんワールド。でも大人の演歌歌手やるなら次はやはり別れ歌を
やらないといけないでしょうね。早くさやかちゃんの別れ歌を聞いてみたいです。