SESSION 4TH ANNIVERSARY @ WOMB, Shibuya

　先月のCarlos Macanaに続き、ポルトガルのトライバル・ハウス・マスター、
DJ Vibeが来日。夕方雨が降って行く気が失せかけたが、気を取り直して１１：
４０頃家を出る。船橋からだと渋谷は遠い、とりあえずＪＲだと途中で電車がな
くなることはないが、少なくとも途中でやっぱりやめた、と思っても反対方向の
電車は終っているので覚悟する（苦笑）。
　フロアは例によって一杯、とは言えやっぱり雨の影響で若干余裕がありそうな
感じ。ポルトガルのＤＪなんて言ったらきっと外人客が一杯来そうだ、と思って
たところ日本人客がほとんど、やはり都内在住で気楽に遊べる人は天候に左右さ
れるということだろう、オイラみたいに遠くからわざわざ足を運ぶ人ほど雨なん
かでやめたりなんかしない、というか（笑）。
　例によって１時過ぎに到着だが、なんとこの日はDJ Vibeは12:00からすでにブー
スに入っていたようだ。つまりSESSIONのレジデントは宵の口でさっさとプレイを
終わらせ、彼にロングプレイを任せたということだ。
　その期待に違わぬ見事なプレイを披露してくれる、ディープさの中にもキッチ
リ上げるところで上げる安定したプレイ、完全に信頼して身体を揺らすのを任せ
られるDJingだ。久々に上がって踊れたと思う。もっとも、後半（４時過ぎ）く
らいになると雨で靴に水が入っていたこともあって、靴擦れで足の裏が痛い、体
力が残っていても靴擦れの痛みで踊るのが辛くなってきた、まだまだプレイは続
いていたが５時過ぎで退散することに。むー、帰りにオイラの傘が見つからなか
った、４年くらい愛用していただけにちょっとさびしい気持ち。まぁそんな人間
模様があってこその朝帰りっていうか（笑）。
　それにしても、フロアはいつもと変わらず盛上がっていたが、考えてみると昔
はこんな盛上がり方しなかったようなあ、と思う。なんと言うか、盛上がり方が
素人っぽい。もちろん、クラバーという特殊な人種だけのものではなく底辺が広
がった、という意味ではよいことなのだろうが、それよりもウームというハコが
そう言うクラブカルチャーを軽いものにしてるんじゃないか、という気もする。
つまりこういうこと、自分はズバリ新宿リキッドルームで育ったクラブっ子だ。
落書きだらけの階段を７階まで上り、小汚い内装でみんなが踊ると床が抜けるん
じゃないかと思うほどフロア全体が揺れるあのハコ。それに比べるとウームは
レーザー光線がバシバシ飛び、派手なミラーボール、スゴイ量のスモーク、演出
がイビザ的と言うか、ある意味ディズニーランド世代にも分かりやすい演出をす
るハコだ。古株クラバーの思い上がりかもしれないが、やはりどこか「こんなの
本当のクラブカルチャーじゃない！」と思わせるものがある。大体ＤＪブースが
一般客完全シャットアウトの個室だなんておかしいぜ。と言うわけで、来週の
Stephane K@AIRにも行っちゃおうかな、彼はオープンブースでプレイするはずだ
しね。