[GIRLPOP] 川嶋あい+ [FOLK] 横向あんま


<2005.03.27(Sun)>
・川嶋あい@六本木ヒルズアリーナ
 あいちゃんの4つ目、最後の目標(渋谷公会堂ワンマン、CD手売り5000
枚、日本全都道府県ライブ)である路上ライブ1000回がカウントダウンとな
り、久々に東京でのライブがあるので、これは駆けつけねば、と言うことで2週
間ぶりに六本木ヒルズへ。できれば1000回達成ライブも見たいけど、平日30日
だからちょっと危ないしね。30分前に到着、幸いまだ空席があった。
TOKYOWalker15周年記念イベントの一環の様子。当然集まってるのはあいちゃ
んファンのはずだが、いろんな人がいるもんだ。お母さんみたいな年齢の女性も
いるし、もちろん中高生やチビッコもいるし、それでいてヒルズらしくカップル
も多い。とにかくいろんな人たちの支持を得ているのだ、と言うことが分かる。
 六本木の街に夕暮れが訪れた頃にあいちゃん登場、全身黒のちょっとフォーマ
ルなドレス、まだ19歳とは思えぬ色っぽさがあります、特に風でドレスの裾が
揺れるのが色っぽくて、去年高校卒業したばかりとは思えぬくらい。でも歌は川
嶋あい以外の何者でもない、「天使たちのメロディー」で六本木の喧噪を止めて
しまうほどのオーラを放ちます。続いて4月6日発売の「絶望と希望」、その前
に例によって長いMC(^o^)、でももうすぐ路上1000回達成だもんね、MC
が長くなるの分かるよ。達成感より名残惜しさが強く感じられる、とは、ここま
での道のりの長さを表してますね。そして「僕たちは」、あっという間に最後
の曲、「12個の季節 4度目の春」。六本木と言う街にあまり“卒業”と言う
雰囲気は感じられないんだけど、そうは言っても誰でも人生には何度か卒業と言
う扉をくぐり抜けて来ているもの。
 冒頭でも書いたけど、本当にあいちゃんのファン層は幅広い。最初、渋谷の女
子高生路上アーティスト、が自らの力で栄光を勝ち取る、と言うある種の都市伝
説の主人公としてオーラを放って来たアーティスト、と言う印象が強かったのだ
が、つい先日あいちゃんが卒業したばかりのI WiSHと言うユニットにはもともと
そんな都市伝説につきまとわれないままでオリコン第1位を獲得した訳で、そも
そもあいちゃんの純粋なシンガーソングライターとしての才能が正しく評価され
ている、と今は考えた方がよいように思えて来た。1000回ライブを超えれば
伝説的イベントは一通り終わる、そのあtも彼女の才能は生き残れる確信がある
のだから、やはり彼女の才能が今の地位を築いた、と素直に考えるべきだと分か
ったライブ。

・リアライズ・トリップ・タトゥー
 さて行ったん帰宅して再び家をでる。今度は沼袋なので自転車で。REALIZE
TRIP TATTOOと言うお店。そんなに分かりにくい店でもなかったが、入ってみる
とライブハウスと言うより長テーブル1個を囲む飲み屋なのでビビった(苦笑)。
でも横向あんまこと祥人さんがすぐに分かったのでとりあえず長テーブルに割
り込むことに。
・遠藤さん
 まだギターを初めて間もない方。学園祭レベルですが、癖がなくスッと耳に入っ
てくる歌詞。
・横向あんま
 久々に東京に帰って来た(と言うか、地元京都に帰ってるんだから出て来た、
と言うのが正しいのだが)祥人さん、今日は「横向あんま」と言う笑えるアーテ
ィスト名で(ただいま整体師になるために勉強中)。京都にもライブハウスは多
いはずだが、地元では活動してなかったようで、一昨年の12月の東高円寺・
Kaztouでのワンマン以来なのだそう、と言うか、祥人さんに会うのもそれ以来な
んだけど。:-)
 5曲全部新曲なんですが、やっぱり祥人さんは祥人さん。エネルギッシュなラ
イブパフォーマンスはアマチュアとはいえKaztouと言うライブハウスの看板アー
ティストだったパワーを今も持っている。それにしても、カッコいい演奏ながら、
歌の内容があんまだからね、笑えます。「タクシードライバー」なんつー夢破
れた男の物語も、本人の姿そのものだなあ、と言う感じ。逆にラブソングはやは
り減ったかな。
・シラフ
 受験生っぽいと言うか、秋葉オタク系と言うか、外見にインパクトあり、そし
て歌詞もまた笑える。でも笑わず一点を凝視するような表情で歌うのが、全然
“シラフ”に見えない(笑)。
・山口さん
 外見は童顔、首にタオルを巻く姿が似合ってます(笑)。しかし、ハーモニカ
やタンバリンまで演奏する本格的なもの。激しいのもいいですが、バラード?の
落差の大きさがまたいい。
・木藤友則
 本日のトリ(コケコッコー)。声がチューブっぽいが、まさに王道のフォーク
で、浜省のイメージがあります。とはいえ、この人も笑える歌詞。実は飲んでる
最中のお話も楽しく、人格がまんま歌に出てます(と言うか、今日の出演者みん
な地をそのままライブパフォーマンスしてました)。ギターの先生だそうで、生
徒さんの応援も。
・堕落論
 おまけは祥人さんが一夜限りのユニットを。実はイベントの主催者永田さんが
仕事で来れない、と言うことで、永田さんの「車窓」と言う曲を演奏。そりゃも
う盛り上がりました。
 20時スタートですから終焉は23時近く。遠くから来た人は帰りが大変そう。
私は多少ほろ酔い加減ながらも、酔い覚ましに缶紅茶なぞ飲みながら自転車で。
しかしこうして自転車でライブハウス巡りできるのも後わずかだなあ。