The Gathering 2004 @ パルコール嬬恋スキー場


<2004.09.18(Sat)-19(Sun)>
 今年のサイケトランスレイヴ、The Gatheringは群馬県嬬恋村のパル
コールスキー場。8月の間はロックフェスにもテクノレイヴにも縁の
ない、アイドルイベント三昧な夏(爆)を過ごしていたが、9月に入
り、浅間山爆発のニュース。ウワァ、それ会場の近くじゃん、と言う
ことで一気に気分が盛り上がりました。こりゃハリケーン・パーティ
ならぬヴォルケーノ・パーティだ!と叫喚。DJ練習でもここ最近サ
イケトランスミックスが増えたりはしてるけど、やはり自然現象には
かなわないな。3日前に再度爆発、付近住民の皆様には失礼を承知で
言えば、もうドキドキワクワク。この高揚感ですでに11,000円のチケッ
ト代は元取れたのではないか?(笑)。
 さて18日当日は曇り、午後からゆっくり出かけるので昼間に家事
を済ます。そういや昨日17日はなんだか散財がひどかった。日曜の
アイドルイベントが行けないので、イベント商品のDVDを前倒しで
引取ったりなどしたわけだが、せっかく下ろしたお金もあっという間
になくなり、土曜日に再度下す羽目に(涙)。
 さて出発、割と余裕を持て家を出ることが出来た。あさま3号東京
15:28発。駅弁は乗車して発車前に食べ終わったくらい(笑)。乗車時
間は1時間ちょっと。あっという間ですな、持っていったHotel Costes
5(注:全然トランスではありません、チルアウトなラウンジミュージッ
クです)のアルバムが聞き終わらないうちに軽井沢到着。それにして
も軽井沢、降灰がひどいとのニュースを聞いて観光客いないのかな、
と思ったが、全然そんなことはなくて、やっぱり3連休には人気のス
ポットでした。そうは言っても、新幹線を降りて軽井沢駅ホームに立
った瞬間、火山灰臭かった(苦笑)、確かに道などはうっすらと灰が
積もっている。更に、道端の草木を見ると、緑の葉の上に溜まる灰が
はっきりと観ることが出来る。たまにマスクをしたりハンカチで口を
押えながら歩いている人がいる。地元住民はともかく、そんな無理し
て軽井沢に来なくてもいいのに(笑、多分団体旅行などで半強制なの
でしょう)。旧軽奥まで散歩してリターン、まあこういう観光商店街
は興味ないッス(笑)。さすがに歩き疲れて喫茶店で休憩、そこで注
文したのが「浅間山大爆発パフェ」750円(笑)。便乗してるのか
なあ、でも観光地にとってのマイナスポイントを堂々とアピールする
とは強気である。そして、名前に負けず劣らずの巨大パフェ、ゆっく
り食べたら30分以上かかった(爆)。
 さて軽井沢駅南口から会場行きのバスに乗る。その前にちょっとト
イレ、南口駅前のアウトレットへ。しかしなんでこんな所に服屋ばっ
かりのアウトレットがあるのだ?しかもそこそこ繁盛している様子。
最近のビジネスモデルはよく分からんよ(笑)。今年のバスは外人さ
んが多かったなー、って、5〜6人の集団に囲まれたら多く見えるに
決まってるか(苦笑)。さて90分の道中、鬼押出し付近で浅間山に
最接近するわけだが、特に何もありませんでした。先ず、既に日が暮
れちゃったので風景が見えない、と言う点。でもそれ以前に、浅間山
周辺のペンション、ホテル、レストランなど、皆すべて営業中でした。
思ったより平穏無事な暮しが営まれているようです。一方、車内では
モニターに去年のギャザリングのビデオがかかってます、もちろん音
付。バスで座ってるところでアゲられても欲求不満になるなあ、早く
降ろせー!って感じ(爆)。更に、さっきの巨大パフェが効いてるの
か、バス良いで気持ち悪くなってくる、ホントマジで早く着いて欲し
い(祈願)。そういう時に限って、バスの運転手さん道間違えてるし
なー(苦笑、真っ暗な田舎道じゃ迷うのも仕方なさそう)。やっと辿
り着いたと思ったら、今度はチケットでトラブル、ゲートでスタッフ
が乗ってきてチケットを回収されたのだが、それで終り?エントラン
ス前で皆リストバンドしていることに気づき、リストバンドをもらい
にゲートまで歩いて戻る(泣)。まぁこのくらいのトラブルならない
よりあった方が盛り上がるんですけどね(余裕)。
 そうやって苦労して辿り着いたので、入場したら思わずバンザイ
(爆)。だがまだステージは遠いぞ、ゲレンデ斜面を登って10分く
らい歩いた。9時半を過ぎていてダンスエリアはすでに十分アガって
いたので、こちらもすぐに臨戦態勢(^o^)。到着したときはSancarの
DJの終り頃、続いてMitsumotoさんがスピン、と言うタイミング。そ
の後腹が減って、ホテルラウンジに戻って食事に戻る。途中花火がバ
ンバン上がってるのを目撃、タイミング良いなあ。それにしても、レ
ストランは普通なポップスがBGMにかかってる、気を利かせてトラ
ンスかけてくれればよいのに(苦笑、でもここで踊られたらレストラ
ン側が迷惑か?)。いかにも出来合いのカレーを食べたが、空腹だっ
たためやたら美味しく感じた(^o^)。
 さてダンスエリアに戻る。Mack(DJ), Jorg(DJ), Four Carry Nuts
(LIVE)と言う順番。スタートからDJが5人続き、その後ライブセッ
トになってきた様子。浅間山なんてどっちにあるのか分からないくら
いガスった天候だったが、1時過ぎ頃からようやく満天の星空が満喫
できる空に。ただし風が強くなって寒くもなってきましたが。星が見
えると方角も分かってきます、あっちが浅間山か。
 その後は、Psycraft, (DJ), Void, (DJ), Delirious。Psycraftは
いかにもイスラエル的な派手なトランスでした。Voidは今年もよかっ
たなあ、一眠りして夜が明けて、空が十分明るくなった頃(5:30)に登
場、かなりイタズラ好きと言うか、アゲるまでのタメに一癖もふた癖
もある技を連発、もうキタ〜ッ!って感じ。つなぎのDJもSpace
Catだったりして贅沢である(20分くらいしかスピンしないと言うの
に)、その分アゲっぱなしでしたけどね。
 夜の間はどんどん寒くなって、踊ってても1枚上着を引っかけてな
いと辛かったが、日が昇るといい天気、今度は日焼けが大変か?9時
近くまではいい具合に雲がかかってたので問題なし。それにしても、
トランスレイヴはやっぱり日が昇ってからが面白いなあ。暗闇では分
からなかったけど、皆寝ずに遊びまくっててだらしなくって、そりゃ
ひどいもの(笑)。ファッションもカッコイイ人も多いけど、何じゃ
こりゃ?なんて人も結構いて楽しい。ウィスキーラッパ呑みしながら
踊るオネエサン、裸足で踊る男女、みんな愛すべきろくでなし(笑、
もちろん自分も)。久々に踊りながら寝てたよ>Voidのライブ中。
 こういう光景を見ると、オーガナイザーのVISION QUESTの偉大さが
よく分かります。こんな風景、一昔前(と言うか現在もBURSTなどで
紹介されてるが)ならヨーロッパレイヴ事情とか言って地球の裏側の
憧れの風景であったのが、今ではこうして国内で体験できる、しかも
日本は今やVQのみならずSolsticeやArcadiaなど世界屈指のトラン
スレイヴオーガナイザーが跋扈してるスゴイ国になったのである。こ
りゃ少なからぬ人がトランスレイヴを体験して人生変わった、なんて
言うのも分かります。なんつーかね、レイヴを体験した、してないの
違いは、お金持ちと貧乏、みたいな連続的な人生の違いじゃないんだ
よね。年収300万の人は年収3億円の人の生活を想像出来るけど、
レイヴを体験したことのない人が体験したことのある人の感性やら価
値観を想像することは不可能だと思う。明確な段差がある、と言う意
味で、レイヴは一生に一度体験する価値のあるイベントだと思う(別
に一度に限らず何度も体験してますが(笑))。
 このあとEXAILE(LIVE), Star-X(LIVE),Miko(DJ)。今日はSkaziなし
か、残念。ところで今、豆ビーフライス(500円)を食しながら浅
間山を眺めてるけど、ほぼ小康状態ですね、かすかに煙(水蒸気)を
吹いてる様子が。それにしても、帰りの足はどうしようかな?(悩み
中、当初は草津温泉に立ち寄りたいな、と思っていたのだが、キビシ
イかも)あと、トイレに入ると皆さん歯を磨いてるわけですよ、普通
は皆さんテントでキャンプして、ここで2日間“生活”するわけです
よ。オイラも単独行動じゃなかったら、キャンプしたいんだけどなあ。
 買物もいっぱいした。先ずバティック(壁掛け用インテリアの布)
が欲しかったのですが、出店テントに貼ってるようなブラックライト
にコテコテに反応するような派手なのは売り物にはなくて、女の子が
防寒用に引っかけてるやつ(2500円)を購入、まぁこれもブラッ
クライトに反応してくれると言うことなので。あとTシャツもブラッ
クライト反応のが欲しかったので1枚(4000円)。CDもとりあ
えず(爆)。
 EXAILEもアガってて良かった。Star-Xのライブ途中で帰る決意(悪
くはないけど、こういうロマンチックなのを期待してたわけではない
ので)。湖畔の湯に立ち寄ってそのまま駅へ帰る、と言う計画が良さ
そうだ。湖畔の湯は会場内でチケットを販売していて、更に会場から
ピストンバスが運行されているし、湖畔の湯からなら定期バスがあり
そうだと踏んだからだ(パルコールはスキー場なので今のようなオフ
シーズンに定期バスがないのは仕方ない、でも湖畔の湯はバラキ湖と
言う湖がシーズン中なのでバスがあるはず)。
 がしかし、湖畔の湯からのバスはなかった(涙)。じゃあタクシー
呼ぶか?と思ったが、今度はJR吾妻線の列車の接続が最悪なことを
発見(今駅に向っても向うで2時間半待たされる様子)。計画変更、
仕方なくシャトルバスで会場へ戻り、そこから14時発の軽井沢駅行
バスに乗ることにした。会場に戻ると、まだMikoがスピン中、こりゃ
踊らない訳には行かないでしょう、せっかく温泉で汗を流したのに、
また踊りはじめる阿呆なオイラ(爆)。12時半にプレイが終了した
ので、その後は芝生で一眠り。帰りのバス、5人くらいしか乗ってま
せんでした。やはり1日で帰っちゃうのは邪道のようです(苦笑)。
もちろん車中は爆睡、新幹線でも釜飯弁当食べたら日記を書く気力も
なく、再度爆睡。それにしても軽井沢駅、火山灰が吹きだまりになっ
てます、駅員掃除しないのか?混んでいて喫煙車になってしまったの
だが、隣のビジネスマンなオッサンも気を利かせてくれて、最初の一
本だけで終りにしてくれました。家に着いたのが6時前。テクノレイ
ヴだと午後一には帰ってこれるのでその後布団に入るが、この時間か
らじゃもう寝るとしたら次の日まで(笑)。とりあえず荷物の整理な
どしてから就寝。