Green @ Heavy Sick Zero, Nakano + 加藤いづみValentine Live @ 渋谷O-Crest, etc


<2004.02.14(Sat)>
「13日の金曜日」が明けたら「バレンタインデー」。暦はともかく、
まぁよく遊んだ土曜日(笑)。

 先ずは7時起きで書泉ブックマートに並ぶ。岩佐真悠子トレカ発売
記念イベント入場整理券確保のため。ブックマートは現在の職場のす
ぐ裏なので、休日出勤の人とあったら嫌だなあ、と思いながらも、ヤ
ター、整理番号1番ゲット(笑)、いや別にそんな気合いを入れたつ
もりはなくて、まゆちゃん人気なら徹夜組もいるかもね、くらいに思っ
ていたので、8時に並んで1番はこっちがビックリ。店員さんは1番
なら3BOX来ると思っていたみたい(1BOXしか頼んでません:-))。
待ってる間?まゆちゃんテレカプレゼントの応募ハガキ書いたりして
ました(笑)。
 さてお次は水元ゆうなさんのイベント整理券取り、と言っても会場
はヤマギワソフトである。着いてみると、ビルの周囲は白塗りの鉄の
壁で覆われていた。「当分イベントは中止させていただきます」、こ
れじゃ当り前だ、何しろいまだに焦げ臭い匂いが漂っている。ニュー
スでは1階から4階まで焼けた、とあるし、これは相当の火事だった
ようだ。ゆうなさんとはまた会える機会を失ってしまった(前回のイ
ベントではオイラは名古屋にいた)。
 湯島から下北沢へ。再びいわまゆちゃんのトレカ発売記念イベント
の整理券を取りにK-STADIUMへ。相変わらずシモキタは方向感覚が分か
らん。そしてこのKスタと言う店、ピーコックというスーパーの4階
奥と言う変なロケーション。隣接するのが美容室で、オタッキーな雰
囲気は日々お互いの嫌悪感をもよおしているような気が(爆)。あら、
誰も並んでない。どうも整理番号がつかないらしい。ま、そんなこと
はともかくここでも1番(笑)、こちらは4BOX行かせていただき
ました(6,300円×4=25,200円!)、2ショット写真を狙うのだー
(興奮)。
 下北駅前の書店で金原ひとみ「蛇にピアス」を買った。ご存知の通
り、若干二十歳の女性による芥川賞受賞作品である。芥川賞と言って
も、こんな小説普通のオジサンオバサンが読んだら気絶しますよ、内
容は身体改造(BM)をする女の子の話、スプリット・タンにオペの
シーンを始め、強烈に痛みを伴う描写が連続する。そして、だからこ
そ私も芥川賞受賞小説を読む、と言う陳腐なブームに乗って読んでみ
ようと思ったのだ。2年前の「トーチャー・ガーデン・ジャパン」の
クラブイベントのレポを覚えておられるだろうか、あの世界である。
若者の暴走だなんて簡単に片付けられない、酒や煙草への興味本位と
は全く異質の、21世紀最新型の不良文学。ロックが大人のビジネス
として去勢されてしまった時代に、もう一度若者が大人とは違う自分
を見つけるための、まさに“痛み”を伴う“もがき”をリアルに描写
しきっている。ちなみに、「文芸春秋」にも全文掲載されているが、
その書店では発売日当日だけで売り切れたと言う。

 で、一度帰宅して、チャチャっと家事を済ませ、まゆちゃん出演の
「開運音楽堂」のビデオ録画を鑑賞(見所はバレンタインチョコを欲
しがる男性アナウンサーとの微妙なやり取り!)し、

 お次は中野のクラブ、Heavy Sick Zeroへ。techno-headsのオダさん、
アキヤマさんのパーティ、"Green"。オヤジDJと言う事で、土曜の明
るい時間(15:00〜)から。トップのDJ Risakoがステキ(パーティの
レジデントは彼女、言わばアネゴですが、他の2人より全然若い)、
ハウスギリギリのテクノをかけてくれる。横揺れで踊れるが、でもテ
クノなんだよなあ、境界線上なのでうまく言葉で説明できないが、と
にかくそんな感じ。今回からVJが入ったが、このVJもよかったな
あ。そのあとのアキヤマさんはデトロイト中心の選曲、久々にカック
エーテクノ聴いたなあ、と言う感じ。5時過ぎにはおいとまさせても
らったが、こうしてみるとクラブで2時間過ごすのってあっという間
だな。いつも5〜6時間いて、長いよなー、と思っていたのだが、逆
に2時間じゃ全然踊り足りない(苦笑)。

 さてダッシュで渋谷へ。久々に復活した加藤いづみさんのバレンタ
インライブ。O-Crestって一体どこじゃ?と道玄坂のど真ん中で迷って
いたが、何のことはない、先週RAVER FLAVERで暴れていたO-Eastの5
階であった。階段をテクテク上り、会場に着くとすでに満員、要する
に整理番号52番なのにもう全員入ってる(苦笑)。なんかつい先週
ピョンピョン飛んでた場所でゆっくりと癒しポップスを楽しむ、と言
うのも変な感じ(笑)。

1.TRUE SONG
2.プラネタリウム
3.ハッピーエンドカフェ
4.romeo

 今日はピアノに大山泰揮さんを迎えての完全アコースティック形式。
と言うか先ず、ファンとしては、「バレンタインライブ」の復活を
喜びたい。新宿日清パワーステーションがなくなってから1回くらい
あったものの、復活といえるのは今回でしょう。大山さんと言うのは
私的には初めてお目にかかる方(最初、上田タダシが帽子を取ったの
かな?と思ってました(失礼))。
 それにしても、いづみさんの笑顔が良い。この笑顔で、Greenを途中
で抜けてきた事への罪悪感が慰められた。肩の力を抜きながら今日の
ライブを楽しもう。最初のMCはやはり「バレンタインの想い出」。

5.Thursday
6.みんな夢の中
7.瞳はダイアモンド
8.You Are So Beautiful

 Thursdayとはまた懐かしい曲。そしてその後の3曲はカバー曲(6.
高田恭子、7.松田聖子、8.槙原敬之)。マッキーってガールポッ
プアーティストには人気高いなあ。

9.海へ続く道
10.青空

 中盤のため、地味な印象ではあるが、これら2曲、なかなか佳曲だ
と思います。いずれも最新作"romeo"から。

11.Lesson
12.オットーの動物園
13.新世界

 今日はMC大目であっという間に終盤。最新ベスト盤の新曲Lesson、
New Worldも当初のイメージより深まり、いい作品と思えるようにな
りました。

ENCORE1
14.もう一度
ENCORE2
15.星になった涙

 アンコール1回目で、先ずバレンタインライブと言う事で帰りにチョ
コを全員プレゼント。そのチョコの検討秘話が楽しかったです。そも
そもいづみさん自分で「アンコールで素の自分が出ちゃった」とか言っ
てるし。:-) 問題は抽選で5人ほど直接手渡しします、と言う事になっ
たのだが、何と当たってしまいました\^o^/自分の番号が呼ばれた
ときはビックリで、前に出るのが照れ臭くて仕方なかった。:-)
 で、その勢いで、PAなしの「星になった涙」がキタ。チョコを手渡
しでもらい、しかも生声で歌ってる、なんかまるで自分のためだけに歌っ
てくれているような、そんな錯覚。
 ライブが終った後もしばらく放心状態。いづみさんのライブはいつも
素晴らしいが、ここまでハードを鷲掴みにされ、ちょっと金縛りに遭っ
たような感覚は滅多にない。浮気はいっぱいしているけど、こうしてい
までも加藤いづみのライブには足を運んでいる。もう一度自分の足下を
確かめなければならない。
 ライブ後も、博多天神でラーメン食べたり、シスコハウスPT2で買
い物したりしたが、基本的には放心状態、帰りのバスではボーっとして
いた。こんなのは最初で最後となった本上まなみさん「お茶会」以来だ。
結局、僕は僕の“幸せ”と言うものをかみ締めていた。誰かと付き合っ
ているわけではない。家に帰れば一人ぼっちだ。でも僕はこうして好き
な事を行動にすることができるし、そのお返しを受取る事もできる。た
だ素直に、ただ謙虚に生きる事が大事なんだと分かった1日。