WIRE03＠さいたまスーパーアリーナ

　今年で５周年のワイアー、オイラも４回目の参加（初回のみ欠席）。
今回はぴあでタイムテーブルをあらかじめ知ることが出来たので、なん
と行っても今回注目のDAF(Deutshce-Amerikanische Freundschaft)を観
るために９時にスーパーアリーナ入り（つか、こんな目玉バンドを早い
時間に出すなよ（笑））。スーパーアリーナは２年目ということで、あ
る程度勝手も分かり、埼京線北与野駅からの道順にも困らなかったし、
少しだけDJ HELLのプレイが聞けました（内容は全然覚えてないけど（爆））。
　さてDAFの登場、７０年代後半にはもうシーンにいた古参バンドなので、
先日のディーヴォみたいにビール腹のオッサンが出てくるのか、と思った
が、鍛えているようで現役ロックバンド、と言う感じがしました、ちょっ
と生え際は後退してましたが（苦笑）。ステージ内容ですか？サイコー
ですよ、つか、テクノレイヴだと言うのに、この人たちストレートなパ
ンクノリですよ、縦乗りタテノリ。まだ来たばっかりで元気なのをいい
ことに、こぶしを振り上げ、ポゴダンス（つかジャンプするだけ）、つ
いでにヘドバンまでしていきなりブッ壊れてました（爆、いきなり左ひ
じがヤバイ状態に）。ハッキリ言って、若いテクノっ子の方がどう乗っ
ていいか分からずに立ちすくんでる状態。
　次はウェストバム、バムやんと言えばワイアーには欠かせないDJ、と
いうことで、こっちの方が盛り上がってました。オイラはここで休憩、
空腹を満たす（横須賀カレー）とともに水分の補給も。ちょっとサブフ
ロアーのPaul Macで踊ってきます、去年のDJ RUSHみたいなちょっとハッ
ピー入ったハードテクノ。こっちの方が広々としていて踊り易いのです
が、今回サブフロアに降りたのは結局この時だけ。
　再び水分補給。ビール以外はアルコール類のない会場、普通のクラバー
にはつらいかもだが、オイラみたいな体育会系クラバー（笑）にはいい
感じ。バムやんの終わりを見送って、KAGAMIのライブ。最近すごい人気
のKAGAMIさんですが、なるほど、これは分かりやすいテクノだ。クラブ
初心者の多いワイアーの客を盛り上げるにはこういう“ディスコ”なテ
クノがストライクゾーンなのでしょう。オイラも余計なことは考えずに
踊ってました。
　さて卓球さんのDJ、レコードで自己紹介してます（笑）。やはり主催
者としてワイアーのテーマフレーズを使い倒してますね。個人的にはト
ライバルな上げ方をしてくれたのが良かったです。
　続いてKEN ISHIIのライブ。エスニックパーカッションを入れてのライ
ブ。まあこういう新しいスタイルもカッコイイのですが、やっぱり"EXTRA"
がかかっちゃったら、もうそれだけで最高。
　と言うわけで、ここまでノンストップで踊りまくったため、さすがに
Luke Slaterでは休憩、スポーツドリンクで速攻給水、ついでにベトナム
麺も食す。最近はロックフェスにせよレイヴにせよ、食事を楽しみにし
てる人も多く、意外とこのエスニック飯ってフェスやレイヴの普及に一
躍買ってるような気がしますね。マクドナルドみたいな大資本が入って
こない、と言うのが個人的に好感です。あと、ワイアーはマッサージコー
ナーがあるのもよく知られたところですが、これがねー、みんな元気に
暴れてるフロアとは一転して何とも言えずマターリとした雰囲気が漂っ
てます。このギャップも楽しいです。
　もうすでに２回ブッ壊れたのでお腹いっぱい、と言う感じですが、ま
だ３時、始発までにあと１回ブッ壊れなきゃ、と言うことでルークの終
わりを見届けてTechnasiaのライブ。この二人のテクノもポップだよなあ、
さすがにダフトパンクほどではないが、やはりフランスと言うポップス
王国のフィルターを通った、と言う感じがします。しかもシャーリング
さん歌ってますよ（笑）。さすがに女性ボーカル（もろＮＹハウスっぽ
かったです）はサンプルしたものですが。おそらく日本ではアンダーグ
ラウンド側に数えられてるけど、本国フランス・香港ではむしろ小室テ
クノみたいにオーバーグラウンド側に数えられてるのかも（そんなこと
はない？）。
　大トリはご存知Jeff Mills、最近は以前ほど宇宙人っぽさは影を潜め
てますが、それでも他のDJとは一線を画すミックステクをかましてくれ
ます、ちゅーか、そもそも使ってるレコードが他のDJと全然違うよなあ。
　それにしても、横浜アリーナ時代は電気グルーヴのライブが終わった
ら終電前にみんな帰っちゃって、こんな時間はフロアがスカスカで踊り
易かったものですが（苦笑）、今ではこの時間でも踊るスペースがあま
りない状態。柵によりかかって休んでる女の子も多いですが、曲によっ
てはすぐフロアに立ちますからね。あと、相変わらず客層が若いです、
もちろんロックフェスに比べたら、テクノ自体の歴史がそれほど長くな
いので若者ばかり、と言うのもありますが、今回はそれに輪をかけて、
先週Metamorphoseが終わったばっかり、と言うのが大きいような気が
（なので、techno-headsの知り合いに一人も会わなかった）。同じテク
ノレイヴでも、ワイアーとメタモルフォーゼでは全然客層が違うことを
あらためて実感。ということで、本当にブッ壊れないうちに５時過ぎに
退散。
＃しかし、夏レイヴはこれでは終わらない、再来週のThe Gatheringにも
＃参加するのだ〜。こっちは本当にブッ壊れそう（笑）。