SUMMER SONIC 2003 @ 幕張メッセ

　最初に断っておきますが、これはサマーソニックのレポではありま
せん、ＤＥＶＯのライブレポです（苦笑）。週末の疲れに梅雨明けの
猛暑が重なって、頭痛で４時頃まで起きれませんでした（涙）。で、
それから幕張メッセへと向ったという(>_<)。海浜幕張駅を降りたら、
もう帰ろうという人もかなりいます（この暑さじゃみんな参ってるだ
ろうなー）。でもって、ロックフェスのご多分に漏れず、４会場もあっ
てどこで何やってるんだか分からない状態。とりあえず病み上がりで
体力ないので、腹ごしらえしてから目的のSONIC STAGE探し。もう６
時半だよ、他のアーティストのライブも覗いてみたいけど、PUDDLE OF
MUDDはすでに終了、TRAVISは激込みで入ったら出てこれなくなりそう、
と言う感じで、やはりディーヴォ１本に絞ろう、ということに。ソニッ
クステージはファクトリーステージと１会場を２分しており、DEVO登
場待ちまで否が応にもKICK THE CAN CREWのライブに突き合わされます
（笑）。いや、カンクルが悪いわけじゃないんですが、やっぱりヒッ
プホップのノリはオイラには合わないなあ（苦笑）。DEVOのステージ
セッティング、すでにローディーがビール腹のオッサンたち、と言う
ことは、デビュー２５年目（７７〜７８年頃のデビュー、つまり殆ど
パンク誕生期と時差なく登場したＵＳパンクバンドである）の彼らも
ビール腹のオッチャンなんだろうなあ、２年前苗場で見たニューオー
ダーみたいに（爆）。なんかアリーナにはかなりの数のディーヴォ・
ヘルメットを被った連中が。何気にそんなにディーヴォって人気ある
のか？と疑問に思ったが、若い世代にはPOLYSICSのサウンドのオリジ
ネーターとしての知名度がどうやらあるらしい（ポリも昼間には出て
た、９時に起きれてりゃ観れたはずなんだが）。
　いよいよライブスタート、オープニングにブライアン（ラストネー
ム知らないんだよな、この不良外人:-)）とポリのハヤシ君。今夜は
伝説になります、とブライアンがのたまわったが、そりゃそうだろ、
パンク創生期のパンクバンドで生き残ってるのなんて、本当にディー
ヴォくらいしかいやしない、テクノポップの文脈でもクラフトワーク
と肩を並べるくらいの超重要バンドだ。そんなバンドが２１世紀に生
で観れるなんて奇跡に近い、一生モンのライブ体験なのだ（でなきゃ
病床から無理してこんな所まで来やしない、13,000円が惜しいという
のもあるけど:-)）。

　以下、ライブセット（曲順はちょっと自信なし）。
1.That's Good
2.The GIrl U Want
3.Whip It
4.Satisfaction
5.Uncontrollable Urge
6.Mongoloid
7.Mr.DNA
8.Are We Not Men?
9.Blockhead
10.Spud Boy
11. Peanuts
12.Gates of Steel
ENCORE:
13.Freedom of Choice
14.Come Back Jonee

　確かにMark Mothersboughはビール腹のオッサンになってました
（苦笑）。がしかし、ライブのユニークさはいまだにワンアンドオ
ンリー。ライブスタート前に数分のビデオクリップが流れたが、ま
だディーヴォ登場といえば、それほどＭＴＶが普及していなかった
頃。そんな時代にこれだけ頭抜けたビジュアルをやっていたことに
改めてすごいバンドだ、と思った。
　ステージが始まっても、先ずアイキャッチングなのが５人のロボッ
トダンス。フロアはみんな飛んでます（笑）。トレードマークのDEVO
ネーム入りのつなぎの衣装。The Girl U WantとかWhip Itあたりの
「Freedom of Choice欲望心理学」からの曲は高校生の頃聴きまくっ
ていたので一緒に唄ってました（笑）。Satisfactionとかねー、言
わずと知れたRolling Stonesのカバー、ロック界の大先輩を小バカ
にしたかのようなひねくれまくったセンスでのカバー、今聴いても
すごいよ。
　そしてAre We Not Men?、"We are DEVO!"、"D*E*V*O"の観客との
やり取りもバッチリで、スゲー、みんなチャンと予習してるよー、
って感じ（爆）。いや、へたにクラフトワークなんかより、現役で
親しまれてるバンドなのではないか？おそるべしディーヴォ。途中
でつなぎを破り、黒の半袖短パンで演奏を続けるところなど、アホ
アホ度も変ってなくて嬉しいなあ。１２曲やっただけでもすごいが、
更に本日の大トリと言うことで、アンコールも２曲。もうこれだけ
で13,000円のチケット代の元は取れたので満足満足。