SHANTi @ 代々木公園


<2003.04.06(Sun)>
 ということで、雨上がりで桜も満開の代々木公園へ行ってきました。
この日はToGetHerのオーガナイザがゲストを呼んで「SHANTi」として
ゴアトランス以外のDJも呼んでのビッグパーティ。と言うか、マツリ・
プロダクションがこれまでやってきた「春風」の実績から行って、こ
の時期はウン千人のレイヴァーが集まるはず。
 つか、なんと原宿駅から盛り上がり過ぎで、駅は入場規制で電車を
降りても改札を通るまで10分以上かかった(笑)。代々木公園って
そんなに桜はないはずなんだが、それでもすごい人出。例によって野
外音楽堂のある辺りはキダムのテントがある。そんな訳で、爆音を出
しているにもかかわらず、音が認識できたのは本当にそばに来てから。
やはり普段のToGetHerとは人出が違い、数千人はいる模様(要は全国
からレイヴァーが集まってる、と言うこと)。スピンしているのは久々
のYo*Cさん。おぉ、相変わらずアッパーなテクノですねえ、全然Yo*C
節は健全でした。五分刈にしたので、ちょっとイカツイ感じが出たか
な?(苦笑)
 続いてNaoya Nishimura。こちらはJeff Millsかと見まがうほどの
シリアスなデトロイトハードテクノ。しかもニシムラさんルックスは
男前だし、DJしながら笑わないし、ストレートにカッコイイはずなん
だが、ブースで妙にオーバーアクションに踊ってるのがすごく笑える
と言うか、カワイイです(笑&惚)。いずれにせよ、こちらも盛り上
がりました。
 で、気になるのが、前のメールでも書いた通り、反戦のメッセージ
性。表向きは全くそういう気配はなし、むしろ「春風」からのエコロ
ジーのメッセージが中心(ゴミは分別して捨てましょう)。まぁある
意味、これはレイヴとしては正しい姿なのかもしれない。つまり、
“オレタチは平和な国・日本でこんなに平和を満喫できるんだ”と言
うこと自体、戦争なんか要らない、と言う間接的メッセージになりう
るのだ、と言うこと。レイヴは平和を体現するメッセージに向いた音
楽であって(だから、終戦を迎えたら終戦を歓迎するパーティをやれ
ばいい)、露骨に反戦色を出したいのであれば、パンクロックの方が
適切だろう。
 さすがにこれだけ人がいると、メインブース以外にも3個所DJブー
スがあった。そのうち2つがゴアトランス(つまりToGetHer自身の
DJing)、もう1つはハウス(Tribalの連中?)。桜も満開だし、エ
スニックな露店も沢山出ていて、食べる楽しみにも困らない。誰もが
楽しめるイベントになっていた。と言うわけで、まだまだ宴たけなわ
の中、タイラーメンを食べながら会場を後にした。