Planet Twilo PT-03 @ WOMB, Shibuya

　本日のナイトライフは中リン連（中年椎名林檎ファンの会）の仲間を
お連れして。宵の口のオフ会に参加できず、夜中だったらオッケーです
よ、との私の返事＝勝手なわがままで渋谷ＷＯＭＢに集まっていただき
ました。基本的にロック系音楽ファンの集まりなのに、好奇心旺盛な皆
さんをクラバーにしてしまった私（笑）。
　さてPlanet Twilo、１回目でハウスＤＪの神様、Junior Vasquez（飛
行機嫌い）を来日させると言う快挙を成し遂げ、２回目も人気上昇中の
Danny Howellsに７時間セットをやらせ、２１世紀に入ってからの最初の
クラブ伝説を作り上げているといっても過言ではないパーティ（残念な
がら１回目２回目は行けなかった）、３回目はジャーマントランスＤＪ、
Sven Va:th(Frankfurt)が６時間セット、これまた伝説の１夜になること
間違い無しのすごいパーティ。
　ＷＯＭＢに着いたのは１２時半前（みんなとは１１時に集合、ちょっ
と食事させていただき、しばらく談笑してた）、すでにフロアはいっぱ
いだった。クラブが“ブーム”だった頃は入場制限があったりこのよう
な激込みのパーティも少なくはなかったが、今ではそんなイベントはコ
マーシャルなものに散見されるだけ（ZENTOとか）。久々のこの混み具合
にいい意味でヤバさを感じたね。スヴェン・ヴァースと言えばベルリン
のラブパレードにおいてもキーパーソンとなるような、長年ドイツテク
ノシーンを牽引してきた人、おかげでフロアの平均年齢も高い、中リン
連にはうってつけ（笑）。フロアに入った直後は人の多さに気合いが負
けてたし、ＰＡの音圧もスカスカで踊っていてもストレスを感じていた
が、そこはやはりスヴェンだった、時間が経つに連れいい感じに上がっ
ていく（この“上がっていく”と言う感じ、やはりフロアで体験してみ
ないことにはとても言葉で説明できるようなものではない）。基本的に
はミニマルテクノのレコードをスピン、そこにお得意のジャーマントラ
ンスをかますとフロアの温度が一気に上昇するような感じ。３時前辺り
が一番ヤバかった。この“上がる”感じはもはやテクノではなくトラン
スやハードハウスのもの、それを基本的にテクノで作り上げたスヴェン
はやはり超一流と言わねばならないだろう。もうその後は上がりっぱな
し、下手なＤＪが上げっぱなしにすると疲れるだけだが、スヴェンはそ
の中にも緩急を付けていて、飽きずに踊り続けられる。踊ったし、それ
に久々に絶叫でのどが壊れた（笑）。
　フロアの素晴らしい雰囲気はスヴェンのＤＪだけではない、レーザー
光線飛ばしまくり、シンプルながらカッコイイＶＪ（いやビデオと言う
よりはこれもまたレーザービームの芸術だった）がまた最高。ＷＯＭＢ
と言うハコはおそらく今日本で一番金のかかったハコ、と言えるのでは
ないだろうか。まさに日本版のTwilo（＝ＮＹの大バコ、ハウス好きなら
誰もが憧れる聖地の一つ）だと思う。
　４時過ぎには十分踊ったと言うことで、皆とバーフロアでまったりし、
更に足が動かん、と言うことで:-)深夜カフェで一服して解散。さておう
ちに帰って一眠りして、午後からは皇居１周マラソン大会だ（笑）。