プラネタリウム　ライブ＠吉祥寺マンダラ２

　プラネタリウムとは元加藤いづみバンドのバンマス、佐藤史朗さんのバンド。
いづみさんがゲスト出演する、とのことで見てきました。
　この３人のユニット、史朗さんがアコーディオン（＋キーボード）、パーカッ
ションがかなりエスニックな太鼓を揃えており、無国籍でかつエキセントリック
なジャズ感覚、と言う印象。いづみさんのバックバンド時代とは全然違う音楽性
にビックリ。でも吉祥寺のこの手の小さなライブハウスの雰囲気にはドンピシャ
な雰囲気、軽くアルコールを身体に入れて聴くと結構ハマります、Erik Satieの
カバーなんてのもやってたな(Gnoschendo)。その割に史郎さんのＭＣが脱力系ギャ
グを連発、小難しくないアットホームな雰囲気でもあります。
　いづみさんは４曲目で登場。そこまでのＭＣでの話が病院について、「こんな
人が看護婦だったらなぁ」とかなりオヤジセクハラな紹介のされ方に苦笑しなが
らも、最近姉御肌のいづみさん、登場してすぐに仕切り屋の雰囲気を漂わす（爆）。
１曲め、「プラネタリウム」、しかも史朗さんがいづみさんに書いた曲。と言う
つながりから、史朗さん、いづみさんをお母さん呼ばわりしたり（苦笑）。２曲
目、Bobby Hebb "Sunny"。いづみさんが小学生の頃、エレクトーンの発表会で発
表した曲らしいが、確かにこりゃ小学生の選曲とは思えぬシブイ曲（笑）。それ
はともかく、いづみさんは最近積極的にカバー曲にもチャレンジしているが、英
語曲はもしかして初めて？違和感のない見事な発音にまたまたビックリ。３曲目、
７月リリース予定の「君のこと」。いづみさんの原点に戻るような素晴らしい切
なソング、もう一人のゲスト、狩野良昭さんのギターがまた素晴らしく楽曲にハ
マっていて、大傑作。
　いづみさんはいったん下がって、再びプラネタリウムのジプシー感覚溢れる哀
愁に満ちた大人チックな世界へ。アンコールで再びいづみさん登場、観客の指鳴
らしとともに「ジェニーの片想い」を歌う。プラネタリウムのディープな世界と
は打って変わって陽気なポップソング。そしてラストはプラネタリウムの"Precious
Love"。いづみさんもコーラスとピアニカで参加。と言うわけで、史郎さんのバン
ドのワンマンライブだと言うのに、かなりいづみさんが前面に出たライブになっ
て、史朗さんありがとう、と言う感じのライブでした（笑）。僕はそのまま帰途
に着いてしまったけれど、このような小バコでのライブなら、ライブあけにちょっ
と出待ちすれば直接本人とおしゃべり出来たのかも。最近私の知る限りのいづみ
さんファンを見かけなくなっちゃったからなあ（寂）。