Danny Krivit Japan Tour @ Yellow, Nishiazabu

　ＮＹのクラブシーンを代表する、と言っても過言ではないガラージパーティ、
BODY&SOULのレジデント３人のうち、いまだ体験していなかったDanny Krivit
のプレイを堪能しに、水曜のイエローへ（当然木曜は午前休）。残業で帰宅が
すでに午前様、家を出たのは１時半（苦笑）。少々雨が降ってきたって、こっ
ちは有給とってるんだ、行かずにいられないぞ、と自転車をこぐ（笑）。

　テクノでは平日クラビングはほとんどしたことがないのだが、遊び人が集う
ガラージハウスだと、結構平日に大物招聘があるんだよねぇ（３月のDJ Pierre
もそうだった）。ということで、ちゃんとフロアは満員だったりする（笑）、
もちろん僕みたいに翌日有給とってるサラリーマンも少なくなさそう。

　さてそのダニー（スキンヘッドだが、ゲイではなさそう）のプレイだが、一
言で言うとスバラシイまったり加減、とでも言ったらいいのかな。彼のプレイ
スタイルはロフトガラージのスタイル、つまり、あまりきれいにはつながず、
ピッチの全く違う曲も平気でつなげてしまう。でもそのことに全く違和感がな
い、これはすごいや、と思った。要は選曲が十分にソフィスティケートされて
る、ということなんだろうな。彼のようなスタイルは多分、他人が真似しても
ただのヘタクソＤＪ呼ばわりされるだけ、ＮＹクラブシーンの酸いも甘いも知
り尽くした人間にしかできないプレイとしか言いようがない。だから、ずっと
踊れる曲ばかりかけるわけではないし、メチャクチャベタなナツメロでみんな
歌い出しちゃうところなんかすごくオープンマインデッドでスバラシイ。まぁ、
生理的にピッチが遅すぎて、夜明け頃になってくるとだれちゃって眠くなった
ので５時過ぎには帰ってしまったけれど、クラブピープルのエスタブリッシュ
メントとして、こういうパーティは年老いても楽しめますね。生涯クラバーす
るなら、やはりガラージは基本かな。:-)