From music-fans-request@mclaren Tue Jun 24 17:19 JST 1997
Date: Tue, 24 Jun 1997 17:08:13 +0900
From: 藤岡徹 
Organization: 株式会社東洋情報システム
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Subject: [music-fans:00012] Mayo Okamoto Concert Tour '97 "Smile"
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　久し振りの投稿は、超長文になってしまいました。

　本当にもう最高！！でした。それ以外言いようがありません。
今まで何百回もコンサートやライブを見てきましたが、その中で一番素敵な
コンサートでした。考えてみたら月に４、５回はコンサートやライブを見に
行ってるので（多い時は月に１０回以上行ったこともありました・・・）、
なんか大切なものを忘れていたような気がします。機械的にチケットを買っ
て機械的に見に行くみたいに、ライブを見に行くことが日常化したために感
動するということを忘れてしまっていたようです。初めてコンサートを見た
時の感動、そんな大切なものを思い出させてくれたコンサートでした。

　実は、「ＴＯＭＯＲＲＯＷ」は結構好きな曲だったのですが、デビュー曲
からビッグヒットになったアーティストのファンになるのは、ちょっと流行
を追いかけるみたいでちょっと避けていたんです。（どちらかというとマイ
ナーなアーティストのファンになることが多いですから・・・）ところが、
今年になってからＣＤショップで見かけた「Ｓｍｉｌｅ」のジャケット写真
のかわいさに思わず買ってしまいました。（初回限定版のパッケージの最後
の１枚だったということも大きな購入動機になりました。）家に帰って聴い
てみると、想像していたより明るくポップな感じの曲もあったりして、もう
どっぷりと真夜ワールドにはまってしまいました。特にお気に入りの曲は、
「Ｓｍｉｌｅ」と「ＡＮＮＩＶＥＲＳＡＲＹ」です。それから１枚目のアル
バムも買って（コンサート会場で買うと特典がつくかもしれないので、２枚
目を買うのはちょっとがまんしました）、この追加公演のチケットを買って
２枚のアルバムを聴き込んで、ずっと楽しみに待っていました。そのため、
ものすごく期待は大きかったのですが、期待を裏切るどころか何倍も上回る
本当にすばらしいコンサートでした。

　最初に着ぐるみ（最初見たときは犬かなと思っていたのですが、実はタヌ
キでした）が出てきて前説があって、極彩色のセットの中央のカメラのレン
ズの部分から真夜ちゃんが登場して「ＴＯＭＯＲＲＯＷ」を歌い出すと、会
場はいきなりオールスタンディングで盛り上がりました。ノリのいい曲を何
曲か歌った後、「Ｂｌｕｅ　Ｓｔａｒ」、「銀色の週末」、「Ａｌｏｎｅ」
の３曲のバラードを聴かせてくれたのですが、それぞれの曲の思い出とか曲
への思い入れなんかをじっくり説明してから聴かせてくれたので、いっそう
感情移入してしまって、もうボロボロ泣いてしまいました。
　これだけでも充分このコンサートを見に来てよかったと思えるくらいのレ
ベルに達していたのですが、そんなレベルでは終わりませんでした。再びタ
ヌキの着ぐるみが登場してバンド紹介なんかをして時間をつないでいました。
バンドの中に、真っ赤な髪の毛のどこか見覚えのあるギタリストがいるなと
思っていたら、やっぱりそう、「秋が薫るビール」のＣＭにも出ていた加藤
いづみさんのツアーメンバーの一人西川進さんでした。一人でも知っている
人がバックバンドにいると、なんだかうれしいですよね。
　後半はいきなりＬｏｖｅ　Ｃｕｐｉｄｓが登場し、ものすごくかわいい振
り付けをしながら「春が来た」を歌ってくれました。このコンサートでは、
真夜ちゃんはいっぱい踊ってくれたのですが、この曲のサビの部分の振りだ
けは自分で考えたというだけあって、真夜ちゃんらしい本当にかわいい振り
付けでした。ＭＣでは、ドリカム・ミスチル・オザケンみたいにアーティス
ト名を省略して呼ばれるのに憧れているけど、自分の場合は「オカマよ」に
なっちゃうので、Ｌｏｖｅ　Ｃｕｐｉｄｓを「ラブキュー」って呼んで下さ
いみたいな話をしてくれました。その後、ウサギ、クマ、トラ、犬の着ぐる
み（この着ぐるみは、確かＬＩＮＤＢＥＲＧのコンサートにも出て来てたも
のだと思います）が出て来て、舞台いっぱい動き回って躍って僕の大好きな
「Ｓｍｉｌｅ」を歌ってくれました。前半の最後に泣いていたのが、この２
曲でいっきに楽しい気分になり、もうウキウキ状態でした。
　その後も元気な曲が続いて、一番最後に「ＡＮＮＩＶＥＲＳＡＲＹ」をし
っとりと歌ってくれました。真夜ちゃんはドリカムの吉田美和さんの歌を聴
いてヴォーカリストになろうと思ったということをある雑誌で読んだのです
が、確かによく聞いていると吉田美和さんを意識した歌い方をしているなと
思いました。さらにアンコールでは、中山美穂さんに提供した曲「Ｗｉｌｌ
〜未来へのプレゼント」をギターの西川さんの伴奏だけで歌ってくれました。
この２曲も曲への思い入れとかを話してくれた後で歌ったので、ここでもま
た、ボロボロ泣いてしまいました。
　ＭＣではいろんな話をしてくれましたが、その中で一番印象に残っている
のが、「自分は作家として曲を作っているのではなくて、自分が恋人と一緒
にいる時に聴きたいなあと思ったことや落ち込んでる時に聴きたいなあと思
うようなことを曲にしているだけだ」ということでした。聞き手の立場に立
って作られているからこそ、本当に胸にジーンと来るような素敵なバラード
や「ＴＯＭＯＲＲＯＷ」のように本当に元気付けてくれるような曲ができた
んですよね。そして、何より一番感動したのは、一番最後にスタッフを代表
してステージに出て来た監督さんに真夜ちゃん自身から花束を渡したところ
です。普通バンド紹介はするけど、裏方さんにまでステージの上で感謝の意
を表示するなんてすばらしいことだと思います。また、手際がちょっと悪く
て花束がなかなか持ってこられなかった間も、「みんな、待たせちゃってご
めんね。」と謝ってくれたり、最後の最後まで真夜ちゃんの優しくて暖かい
人柄があふれていた本当に最高のコンサートでした。

　コンサートが終わった後、まよわずファンクラブに入会しました。
僕は好きなアーティストがいっぱいいるのでファンクラブには入らないよう
にしていたのですが、初めてファンクラブというものに入ったのも、このコ
ンサートが本当にすばらしかったからだと思います。

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