From music-fans-request@mclaren Sat Jun  7 20:22 JST 1997
Date: Sat, 7 Jun 1997 20:22:53 --900
Subject: [music-fans:00008] Jesus Jones
From: sana@mclaren (DEEP ACID Sanada)
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP

	Already		Jesus Jones

  最近とんとロックを聴かなくなった。NHKテレビの「トップミュージッ
ク」を見ても、なんかバンドロックにピンと来ないものを感じた。テクノには
まってから、ロックバンドの持つビジュアル性と言うか、ゴージャスなイメー
ジがどうにも鬱陶しく思えるのだった(って、前からビジュアル主体のヘヴィ
メタとかあんまり好きじゃなかったけど)。MTV世代はロックに視覚性を求
めちゃうのかな、そういう僕もMTV世代ではあるけど、テクノっ子な僕はど
ちらかと言うと、ビジュアルにはアーティストの生の姿よりは、ビートの繰り
返しを視覚化したイメージビデオ的なものを求めてしまう。
  だが最近のテクノっ子たちのブームはディジタル・ロックである。テクノっ
子たちもビジュアルを求め出したか?と言うよりも、バンドスタイルでテクノ
のライブが出来るようになった、と言うことなのかもしれない、電気グルーヴ
のライブチケットが数分で完売するように、ステージにギターもドラムスもな
いライブも観客に受け入れられるようになったのかもしれない。Underworldや
The Chemical Brothersと言ったディジロックの代表的なアーティストは、特
に奇抜なファッションをした連中ではない、むしろクラウドの方が派手:-)
  かつて、プレ・テクノとしてのハウス(クラブ・ミュージックとしてのスノッ
ブさよりもサンプリングの実験的要素が強かった時代のそれ)をロックに大胆
に取り入れていたバンドがあった。Mike Edwards率いるジーザス・ジョーンズ
である。彼らが4年半ぶりに新作を発表したのだ。こりゃもう買うっきゃない
でしょう。ふたを開けてみれば、確かにドラムンベース的な最新型のブレイク
ビーツサウンドを用いた曲なんかもあるけれど、アルバム全体としては揺るぎ
無いジーザス・ジョーンズ節、もっと言えばマイク・エドワーズ節である。テ
クノ的なアプローチはしているけど、骨格はやはりロックである。僕はそれで
正解だと思う、未消化のままロックに今のテクノを取り入れようとするのは凶
と出るに決まっているからである、現にドラムンベースを取り入れたデヴィッ
ド・ボウイの新作を嫌いだ、と言う人は多いようである。
  バンドスタイルでテクノに接近しているディペッシュ・モードも新作
"Ultra"が絶好調のようである。どうやらテクノはそろそろクラブやレイヴと
言う枠を飛び出して、一般のポップ・ミュージック・フリークにも受け入れら
れようとしているようである。

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From music-fans-request@mclaren Sat Jun  7 20:35 JST 1997
Received: by mclaren (5.0/6.4J.6)
	id AA07596; Sat, 7 Jun 1997 20:35:19 --900
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X-Ml-Name: music-fans
Date: Sat, 7 Jun 1997 20:35:14 --900
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Subject: [music-fans:00009] analogue recommendation
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せっかくだからもう少し新譜紹介しましょう、と言ってもアナログ盤ですが。:-)

	The Best Of M.A.W. 1

  いまやNuyorican Soul名義でクラブチャートを席捲しまくっているLittle
"Louie" VegaとKenny "Dope" Gonzalezの2人。彼らのリミキサーとしての集
大成がこのベスト盤(2もある模様)。Donna Summer "I Feel Love"はもはや
ハウスDJが見逃せないチョーシブイ盛り上がりに欠かせない作品。他の収録
曲もハウスファンにはお馴染みのものばかり。Willie Ninja "Hot"なんかは
ゲイウケするあえぎ物。

	Let Me Be Your Underwear	Club 69

  タイトルを見ても判る通りのエッチ物。喘ぎ物とかこういうセクシーな作品
が聴けるのもクラブのいいところ。Club 69と言えば、前出のMAW同様NY
ハウスシーンの重鎮Danny Tenagliaによるプロデュース作品。

  あと、D&Dのサードシングル「Sunshine Hero」がイケてるハードハウス
トラックを使っていて、これがカッコイイんだな、もちろんメロディとか歌詞
はちょっと古臭めの歌謡曲調なのも悪くない。

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