From sana  Thu Dec 28 09:12:04 1995
Date: Thu, 28 Dec 1995 09:11:57 --900
From: sana (Cazou "ACID" Sanada)
Subject: [music-fans:00266] ELEC 1st Anniversary in Shizuoka

これが今年最後の記事になるかなぁ。

	ELEC 1st Anniversary part 2 -X'mas Party-

  果たして私は静岡の地元民なのでしょうか? ELEC Communications-6から3ヶ
月、僕はまたこの地を目指して新幹線に飛び乗ってしまいました。そのあいだ
に大阪から千葉の実家に引っ越すという個人的に大きな変化があったので、たっ
た3ヶ月のギャップだけど感慨に耽るものがありました。

  今回は観光するぞ、の思いも空しく、静岡に到着したのは日暮れ時。それに
しても驚いたなぁ、渋谷CISCO TECHNOにも入荷している様子のなかった
Ele-King volume05が静岡西武ディスクポートにすでにあったとは! それと、
強力なテクノ特集を組んでくれたDigital Boy、この2冊の雑誌のおかげで僕
は静岡の宵の口を無事にやり過ごした次第。

  今回のハコ、Jules Magicは、前回のスパイラル・マーケットのアヤシさは
影を潜め(これはこれで好きだったですが)、イカしたナイトクラブの雰囲気
になっていてヨイヨイ。

  先ずはELECのDJから。UchidaさんいきなりPolygon Windowっすか、やられ
た。最近、ハンドバッグ、ニューエナジーに執心している僕としては、OGIさ
んのハッピーなプレイにはまりましたね。がんばってYo-Cに追い付き、追い越
してもらいたいものです。

  さてゲストDJのトップはENOさん。彼のプレイは大阪時代に梅田Karmaで体
験して以来のファンでした。僕は上げ下げのうまさでは田中フミヤに次ぐんで
はないかなぁ、と思うとるです。いっぱい汗かきましたです。Eurythmicsの
"Sweet Dreams"、アレ欲しいなあ。

  次いでPhil Freeさん。3ヶ月前に静岡来たときも彼がゲストだったから、
僕が新幹線で来てるってこと信じてないかも(笑)。フィルといえば、ゴアの
入ったミステリアスな展開もさることながら、DADADISCOで使っているアムス
なマンガ挿絵が個人的に大好き。ELECのミニコミでは連載マンガ「スケバンレ
イコ」でお馴染みのヒロミさんがスクリーン上にお絵描きしてましたが、これ
がフィルのアムスなイメージとピッタシだったので、個人的にウケてました。
基本的にVJが流す絵って事前に編集されてるのが普通だけど、その場でグラ
フィティ感覚でイラスト作ってく、という方法の斬新さが成功してました。素
晴らしい。

  ラストはTobyさん。11月のMade In Heavenでは約1000人のクラバー
を踊らせた人です。しかも1月には欧州へ修行に旅立つということで(期間は
存じませんが)、もう後光差しまくり状態!ただ、上げ下げの仕方が難解だっ
たのと、この頃にはもう体力果てて身体動かなかったのが残念。

  ELECのスタッフの皆さんには「FD」に載ったELEC Communications-6の感
想をお見せしました。親近感を覚えてもらったかどうかは分かりませんが、
「遠方からやってくるヘンなヤツがいるねぇ」ということで有名になったのは
間違いないでしょう。ELECの皆さんは浜松のテクノなフリーペーパー
「Mania-D」編集部の方々と親しくしていらっしゃるようなので、ここでFD
編集部を加えて東海地区テクノの輪を広げていって欲しいなぁ、とは個人的希
望。って、千葉の人間が出てきては余計なお世話かも、失礼しました。静岡で
迎えた夜明けの新幹線に乗り、爆睡しながら帰途に着いたのでした。

  では皆さん、良いお年を。

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