[LIVE] ジョージア国立民族合唱団「ルスタビ」公演@市川市文化会館

　と言うことで有休を取ってジョージア男性合唱Rustavi Choir の公演を観に地
元の市川市文化会館へ。近いので、自転車で向かうとは何か:-)
　あぁ、ちゃんと2000人のホールが埋まるだけの人が集まってる。もちろん大半
が妙齢のご婦人方。そりゃ平日昼間に現役世代が来る訳ない(笑)。なんとか婦人
会などの集まりで来るのかな。夜の部でも18:30じゃ間に合わないので思いきっ
て昼の部にしたのだが。とはいえ、この手の民族舞踊＆合唱が大使館イベントみ
たいな小さな企画ではなく、全国のコンサートホールでツアーを行うと言うのは
すごい。公演の全曲目がチラシで配られるのも良い。
　演目は男性合唱と民族舞踊が半々(民族舞踊は男女混合)。ステージ映えはやは
り民族舞踊の方が分かりやすいが、個人的にはやはりあの男性合唱を生で体験、
この腹の底から響かせる声はいったい何？と思わせる驚異のポリフォニーに圧倒
された。ただ、風邪薬のせいで眠気がつらかった(汗)。合唱は男性のみ、舞踊は
男女混合。おそらく祝祭で披露されるパフォーマンスだろうが、女性は結婚式の
ような場では絶対必要だが、これだけ男性優位のパフォーマンス、おそらく軍隊
出動の儀式などで披露されることが多いのではないだろうか。何より、衣装が軍
服をべースにしている。シルクロードの西に位置する国、日本のような島国より
遥かに戦禍に苛まれた国であり、あの力強い男性合唱もまた、そういう勇ましい
場面で演じられることが多いのだろう。だが男性合唱でもこれだけ表現力豊かで
美しいハーモニーを奏でる合唱団はやはりこの合唱団の他にはいないと思う。
　15分の幕間休憩を挟んで後半。数少ない女性だけの舞踊も披露される。剣の舞
いなども、やはり戦禍の激しい地域であることを感じさせる。
　男性合唱で、CD では見られないコミカルなパフォーマンスもあった、動物の
鳴き声の模写である。やはりステージパフォーマンスとなると、こうした楽しい
パフォーマンスが入って来るのだろう。
　アンコールで日本の歌、中島みゆきの地上の星。日本語の歌唱もきれいだった。
　と言うことで、すごいものを見た、と言う感想より、普通に楽しいコンサート
じゃないの、と思った。やはり世界80ヶ国を回っているだけあり、民俗音楽＆文
化といっても普遍的なエンターテイメントに仕上がってる。まあ、さすがに終演
後のサイン会には参加しなかったけど、身近で拝見して、その背の高さに驚かさ
れる。まああの声量にはこのくらいの体格がないと、とも思うし、やはりかの国
の男性はほとんど軍隊経験があるのだろうな、日本のイケメン文化との違いを感
じる。
　と言うことで、地元の夕方を自転車で帰る。良い休暇になりました。隣の小学
校の下校の時間。

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