[DISKREVIEW] Body & Soul, Palais Schaumburg

·Body & Soul 15 Years / Francois K, Joaquin 'Joe' Claussell, Danny Krivit

　今年で20周年だからこの作品は５年前のリリースってことか。それはともかく、
anniversary mixなので大ネタのオンパレード！初っぱなからWhitney Houstonか
けるとはねえ。Tribal House / Motherlandみたいな典型的なアフロ、K-Scope /
Latin Blues Pt.1みたいなラテンハウス、そこへEarth People / Danceみたいな
テクノが違和感なく入ってくる。まさに個性的な３人のB2Bが織りなすアッパーで
ありながらいぶし銀のような深みのある味わいもあるミックス。素晴らしいの一
言。

·Palais Schaumburg

　7/2のMoritz von Ozwald @ Contactに行けず悔しかったので、Palais Schaumburg
なんか聞いてみる。ノイエ・ドイチェ・ヴェレは個人的音楽体験としてそんなに馴
染みはないのだが、ミニマルテクノ好きには神のような存在のレーベル、Basic
Channelを創設したモーリツの他にも、インダストリアルミュージックの代名詞的
存在、Einsturzende NeubautenのF.M.Einheltがいたり、Aphex TwinやThe KLFと
並んでUKアンビエントテクノの中心的存在だったThe OrbのThomas Fehlmannなどを
輩出したとんでもないバンド。
　しかし、今聞くと笑っちゃうくらいチープな感じで面白い。まあ当時のジャーマ
ンニューウェーブと言うのはUKパンクへのドイツからの返答的ニュアンスがあった
から、完成度を求めちゃいけない:-)その後の音楽シーンの発展の貢献したことが
何より大事。と言うか、その後すごい歴史を作った人たちばかりのバンドなので聞
く前は正座しないと、と思っていたのが、肩の凝らないキッチュでダダイイスティッ
クなポップミュージックをやっていて楽しい。