[DISKREVIEW] 特命戦隊ゴーバスターズサントラ、KARA、Tori Amos

・ミニアルバム 特命戦隊ゴーバスターズ2　(イエロー盤)

普通にOP曲、ED曲目当てで購入。
ヨーコ＆ウサダはポップでキュートで良かった、ちょっとユーロ入ってる感
じ。
ビートバスターのテーマはなんかラテン過ぎる。確かに陣マサトはラテン系だけ
ど、今風に言えばもうちょっとチャラ男っぽくても良かったのでは？
衝撃はエンターのテーマ曲。何だこのユルさは！ちょっとミュージカルっぽ
い。
いちおうバスコ（細貝圭さん）系統のイケメン悪役なんだからこんな黒歴史にな
るようなエキセントリックな曲にしなくてもいいのに（笑）。
と言うわけで、「ジュマペル・エンター」１曲で1575円の元は取れます（笑）。

・ＫＡＲＡ / ELECTRIC BOY

　タイトル通りバリバリにエレクトリックなトラックを使ったカッコイイナン
バー。つーかこの曲に関して言えばもうK-POPと言うより洋楽売り場に置いてあ
る方が良い気さえする。少なくとも僕はそう言う聞き方をしてしまう。
　で、カップリングのオリオンでドラマチックなバラードを置いているところが
K-POP/J-POP路線。それにしても、J-POPだったらこの時期に出すバラードと言え
ばクリスマスソングが定番だが、この曲はクリスマスのシチュエーションで話さ
そう。とは言え、やはり切ないシチュエーションは暗にクリスマスソングを意識
しているのかも。

・Tori Amos / Gold Dust

　２０００年代半ばにはハウストラックにもなったりして、なんだかトーリ・エ
イモスらしい深遠さに浸れるような音楽シーンでもなければ精神状態でもなかっ
た。しかしリーマンショックで世界が変わり、自分も人生の流転を経験して、自
分の居場所を見失った状態で彼女のヴォイスと弾き語りだけで心にぐさっと刺
さってくる楽曲が戻ってきたのは、なんだか一種の救いだ。今回はオーケスト
レーションをフィーチャーしているが、必ずしも彼女のパーソナルな世界をぶち
壊しにすることはなく、控えめな映画音楽のような抑えの利いた楽曲になってい
る。ちょっとしばらくはこれを愛聴版にしようかと思う。