[LIVE] John Oates @ Blue Note Tokyo

フォトアルバム

　去年、中学時代から聞いていたDaryl Hall & John Oatesのライブを武道館に
見に行った。あの時は仕事が一番しんどい時期だったが、一生に一度のライブと
思ってなんとか会場にたどり着いた。あれから１年、震災や退職など実に波乱万
丈な時は流れて再びJohn Oatesが来日、ブルーノート東京へ足を運ぶ。
　と言っても今回はホール＆オーツ往年の名曲中心ではなく、大きな成功をおさ
めたアーティストのその後の円熟を聴くライブ。最新ソロアルバムMississippi 
Mileのリラックスしたカントリーブルースが中心になる。
　ブルーノート東京は南青山、昔は六本木だったはずだけどいつの間にか引っ越
してた。骨董通りはMANIAC LOVEがなくなってからすっかり縁遠くなったなあ。
岡本太郎美術館にも一度来ないと。雰囲気はまさに丸の内COTTON CLUBと同じ高
級ライブレストラン。食事はメチャ高いので貧乏人のオイラはビールのみ
(CORONA EXTRA)でガマン（苦笑）。
　さて20:45開演、ジョンの他にメンバーは４人、ギター、ドラムス、キーボー
ド、ベース。左サイドの通路を通る、右サイドの席は失敗だ（苦笑）。
　OPはWhen The Morning Comes。１曲目からフロアを暖めるのに十分なグッドな
演奏だったが、２曲目３曲目が80's、つまりホール＆オーツの名曲が、Maneater
とOut Of Touchキタ！もちろんカントリーブルースなホームパーティセッション
のノリが酒に合う。
　４曲目にJohn Denverのカバーかあ、ジョンの最新作はアメリカのオール
ディーズながらとても聞きやすい、マニアックにならず、まさに肩肘張らずにス
タンダードを並べたんだなあ。それはそうと、今日はなんと、ジョンの
BIRTHDAY!素晴らしい日にライブに来たなあ。５曲目、Dance Hall Girl、カナダ
のシンガーのカントリーナンバー。６曲目、He was a Friend of Mineは南北戦
争時代の歌らしい。そんな選曲をジョンはcrazy birthdayという、なんか粋だな
あ、オシャレでもカッコイイではなく、粋。
　７曲目、One More Time、８曲目、Searchin'、50'sのロックンロール、ホント
いいわ。そして９曲目はソロアルバムタイトル曲、Mississippi Mile、今日は特
別に曲名のカクテルもあるというから早速頼んじゃった(^O^)（ウォッカかと思
うほど強いリキュールにグレープフルーツのアクセント）
　10曲目、小さい頃学校の音楽の先生はアコーディオンしかやらせてもらえなく
てギターに憧れていたジョンは全くアコーディオンに触れなかったとか（笑）。
そんな幼少時代のジョンのヒーローはエルヴィス、11曲目、All Shook Up。そし
て12曲目、Kurtis Meyfieldのナンバー、It's All Right、いぶし銀のロックン
ロールが続きます。
　あっという間に最後の曲はホール＆オーツのearly tune、She's Gone。なん
つーか、至福の時間というのは、楽しいがゆえの笑顔がずっと続く、こんな時間
が永遠に続いたらいいのに、と思う。
　アンコールは当然、You Make My Dreams Come True。ソロアルバムでホール＆
オーツをカバーした唯一のナンバーを聴かずには帰れないでしょう(^O^) 外へ出
たらちょっと寒かったけど、至福の時間でした。酒も美味かった。