[MOVIE] この世界の片隅で(NHK総合)

　8月に入るとNHKは戦争関連のドラマをオンエアし始める。昼間も「夕凪の街桜
の国」の再放送、小芝風花ちゃんが広島弁で頑張ってた。最近は自然災害(茨城の
水害など)で振り返ることも増えたが、やはり戦争の歴史だけは誰もが人災を否定
できない史実であり、最も語り継がなければならないことなのだ、と言い聞かさ
れている気がする。まあ人災と言えば、7月には京アニがあり、3年前の相模原や
まゆり園の記憶も新しい(むしろもっとこの問題も繰り返し語られるべきだ)。
　筋書きは去年のTBS の実写版(松本穂香、松坂桃李)で知っていたので、アニメ
版もストーリーを追いやすかった、と言うか僕には実写版の方がオリジナル。ど
ちらが良いかと言う問題ではなく、筋書きは同じでもそれぞれ別の作品と言う理
解をしている。
　自然災害の記憶も失くしちゃいけないし、さらに戦争の記憶も失くしたらもっ
といけない。大事なことは何度でも繰り返し語られなければならない。あのナチュ
ラルな作風が受け入れられる時代ならその語り口もありだし、現代の茹でガエル
のような状況を考えたら、もっと激しく刺さる「はだしのゲン」のような表現も
必要かもしれない。とにかく語り口は一つでも多い方が良い。
＃そしてその後は「べしゃり暮らし」、風花ちゃん関西弁で漫才披露、この子と
＃桜井日奈子ちゃんは攻めの姿勢が素晴らしい。天然ではない身体を張った笑い
＃を取れるカワイイ子が自分の中のマイブーム。