フィンランドのセラミックアーティスト(デザイナー？)、ルート・ブリュック 展へ。東京ステーションギャラリーはちょうど乗り換え駅。 先ず、陶磁器の文化がヨーロッパにもあることに驚く。まあでも帝国主義時代 に東インド会社が東洋文明を持ち帰っているから驚くにはあたらないか。そもそ も、アウトプットは大きく違う。むしろ彫刻やステンドグラスのような世界。ま あ技術論はどうでもよくて、問題は作品の質感。決して洗練されているところは ない。ルオーのように素朴な宗教感覚であったり、シャガールのような幻想的な 世界観であったり、あるいは女性を描くとモジリアニののような感情が滲み出す ようなタッチになる。 東京ステーションギャラリーは２年前にAdolf Woelfri展で訪れて以来。朝早く 行ったつもりだが、結構混んでいた。階段の煉瓦造りが良い。3階の展示は撮影可 能と言うのもポイントなのか、若い女性が多いところを見ても、そう感じる。 次の予定があるので、少々駆け足の観賞。