丸山清人個展＠ギャラリービブリオ（国立）

　ペンキ絵師、丸山清人さんの個展を観に国立の画廊・ビブリオへ。遠いので腰
は重かったが、西東京の用事がもう一つあったので。期間は9/22から明日10/2ま
で。久々に国立駅を降りたら、いつの間にか高架になってた、まだ平地を走って
いた頃しか記憶にない、こりゃ相当に久しぶりだな。
　おぉ、本当に普通の民家だな。バッと見では画廊と分からないが、玄関前に看
板出てるので。
　民家の画廊だから玄関で靴を脱ぐ。たくさんのお客さんでにぎわう様は展覧会
と言うよりホームパーティにお邪魔した気分。丸山さんもちゃぶ台を囲んで観覧
に来ている方々と談笑中。
　そんな話はともかく、主にA3くらいのサイズかな、の丸山さんのペンキ絵。銭
湯背景画としての巨大な作品が魅力だが、こういう自宅のバスルーム用の作品は
緻密さがグッと上がり、そちらもまた素晴らしい。個人的には静かに潮の満ち引
きが分かるような海辺のモチーフが好き。
　大きめ（畳一畳サイズ）の作品２点はライブペインティングの作品だそう。一
方は展示期間中の9/25のライブペインティング作品、もう一方は昨年のライブペ
インティング作品とのこと。さらに、12月初頭には丸山さんの絵画教室が開かれ、
鳩の湯さんの脱衣室で作品の展示もするそう。
　そんな現在でも活躍なさっている一方、銭湯の軒数は減る一方で、現在都内の
銭湯は610軒、年内には600軒を割りそうな勢いだと言う。
　ポストカードセットはＢセットがすでに売り切れ、Ａセットとしおりセットを
いただいた（いずれも500円）、もちろん作品自体も（私のポケットマネーでは厳
しいけど）販売している。と言うか、丸山さんご本人がいらっしゃるので、直接
丸山さんにオーダーされている方も。それにしても、自分が銭湯めぐりを始めた
頃に比べると、銭湯ファン、ペンキ絵ファンの数が増え、地位も確立したなあ、
と言う感慨に近い思いに耽る。
　さて帰りはもちろん銭湯へ。地元国立の鳩の湯だと無料牛乳券がいただけるそ
うだが、残念ながら今日は今月いっぱいで閉店する銭湯の方が優先なので。