[ARCHITECT] 3.11以後の建築＠水戸芸術館

　水戸と言えば水戸芸術館。こちらで展覧会を見る。シンボルであるタワー、北
関東のスカイツリー？と言うか先週見た船堀タワーと比較しても良い。おっ、中
にはパイプオルガンがあるのか。夜になるとクリスマスコンサートがある様子。
　展覧会の方は、正直、3.11を振り返る心の準備、と言うか、芸術館で感性より
も歴史的社会的思考をする準備ができていなかったので、深い理解には至らず。
いやそもそも考えるにしても視点が多様で、誰だってすぐには整理できないだろ
う。建築の技術的な話が出てくる訳ではない、社会（コミュニティ）と建築の関
係、そして、復興に限らない、地方社会再生の問題。と言うか、コミュニティの
危機感と並んで、建築家の危機感もまたクローズアップされている。人口が縮小
していくこれからの日本社会で、ただ建てるだけでは生き残れないと言う危機感。

　展覧会自体は駆け足40分くらいで見終わった。そしてシンボルのタワー、200円
で昇れるのか。まあ展望台室は鉄骨剥き出しの空間で、小窓から茨城県の風景を
部分的に見れるのみ。それでも土産話にはなった。