[ART] ウフィツィ美術館展＠東京都美術館

　みどり台から京成で１本（と言っても直通はないので乗り換えるが）上野へ。
東京都美術館を目指す、ウフィツィ美術館展を見に。秋晴れの日曜午後は美術館
めぐりには絶好。
　イタリア・フィレンツェのメディチ家の膨大なルネサンス絵画コレクション。
15世紀16世紀と言う古典的＝カトリック的宗教絵画が大半を締める。なので同じ
モチーフで異なる作家（と言うか当時は職人から芸術家にステータスが上がる時
期でもあった）の作品が並ぶことも多い。
　必然的に、美術館と言うよりも装飾豊かな教会や修道院にいるような気分、た
とえ多数の他の鑑賞客がいても。感じるのは、キリスト教芸術も仏教芸術と同様、
顔の表情に深い意味があるらしいこと。人間の感情の表現がヒューマニズムであ
るとはいえ、神様の表情も当時の重要な表現力の話。
　３フロアすべて使い、ほぼ２時間かかるボリューム。歴史の重みを体感する。
近代絵画と違い、作家にあまり知名度はない、知っていたのはボッティチェッリ
くらい。逆に言えばイタリア・ルネサンス絵画はこのウフィツィ美術館が門外不
出で所有していると言うことでもある、やはりこの時代は権威の象徴としての芸
術だから。
　物販コーナー意外とポストカードの種類が少ない。おかげで出費は少なかった、
と言う（苦笑）。帰りは日暮里駅方面へ。久しぶりに上野公園猫と遊ぶ。愛玉子
とかSCAI THE BATHHOUSEとか健在。