From movie-fans-request@mclaren  Tue Sep 10 15:41:06 1996
Subject: [movie-fans:00213] Wedding Banquet
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Date: Tue, 10 Sep 1996 15:39:38 +0900
From: Naoyoshi Taga 

 たが＠復活みゆきすと、です。
  一部の人よりはなしにきいていた「ウェディング・バンケット」
をみました。(それで、はーさんもまきこんでます。)原題をよくみ
てなかったのでサブジェクトは英訳そのままです。

「ウェディング・バンケット」

  舞台はアメリカだけど、監督は台湾のアン・リーかな。こういう
映画が台湾の人の手でつくられてるというのに時代のうつりかわり
を感じたりする。(ちょっと偏見ありかも知れない。)
  台湾人とアメリカ人の男同士のカップルがいる。同性愛者である。
もうひとり、ノーマルな大陸出身の中国人の女がいる。台湾人の男
と中国人の女が偽装結婚をする。男は、自分が同性愛者であること
を台湾に住む両親にかくすため。女は、アメリカに定住するため。
息子の結婚ということで、台湾から両親がやってきて、紆余曲折の
のちすべてがばれてしまう。最後は、男同士のカップルと女との生
活がはじまるところで終る。
  みたあとで思ったことはいろいろある。最後の共同生活、女にとっ
ては決してハッピーな結末には思えなかった。次に幸せってなんだ
ろうということ。台湾人の男の両親にとっては、息子が結婚するこ
と、孫が生まれることというのが幸せなんだろう。台湾人の男とア
メリカ人の男のカップルにとっては、もう５年もつづいた関係をつ
づけていくことがしあわせなんだろう。おんなにとっては？これは
よくわからなかった。じゃあ自分にとっては？
  この映画は、新しい結婚のかたちみたいなものを描いている。世
代による考え方の違い、そこに生じるひずみと、しかし、おたがい
をおもいやる気持ちにあふれている。
  ３部作のうち２作をみた。あと１作「推手」をみたいと思ってい
るのだけど、まだみつけていないのだった。
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たが＠大ＯＢ