[MOVIE] アナと雪の女王＠六本木TOHOシネマズ

　と言うことで午後はもはや社会現象になりつつある作品。まあ杉本有美ちゃん
も綾乃美花ちゃんも観てる、と言うのもあるけど、とにかくこんな予告編だけで
心をわしづかみにされた作品は初めてだ。ディズニーだとか、CGアニメだとか、
そんな枕詞はどうでも良い、予告編だけで観客をとりこにする作品。アニメ製作
はアメリカかもしれないが、原作はアンデルセン（スウェーデン）な訳だし、真
にインターナショナルな作品。と言う訳で、日本語吹替え版上映が多い中、字幕
版にこだわって六本木へ。
　ゲゲッ、プレミアシートって3000円もするのか！かと言って今さら時間変更し
たら時間がもったいない、人生は経験だ！と言うことでチャレンジ。スクリーン
部屋の前にラウンジがあり、そこでワンドリンクいただける。しかしプレミアな
ら予告編なしでやって欲しいな:-)
　冒頭のミッキー＆ミニーの小作品、モノクロの古い手法で作られているので古
い作品なのかな？と思わせておいて、途中からカラーになり更にCGが３Ｄっぽ
い。なんか本当にスクリーンから彼らが飛び出して来たかと錯覚する。こりゃす
ごいや、ディズニーのCG技術力！
　さて本編。昔はミュージカルと言うスタイル自体好きではなかったが、「レ・
ミゼラブル」みたいな大河ドラマでの壮大な作品に触れるようになって見方が変
わった。歌がうまいとそれだけでセリフに説得力が出てくる。
　とにかく、CGアニメと言っても、スクリーンいっぱいに躍動する登場人物の姿
は実にリアルで、アニメ作品を観ていると言う感覚ではない。
　一言で言えば“大人向けファンタジー”と言うことになるが、それだけではこ
んな大ヒットしていることの説明には足りない。アナもエルザもマシュマロみた
いなほっぺたなのに、まるでペコちゃんみたいな昔からいるキャラクターのよう
な親しみを感じ、非常に分かりやすい英語、つまり明確なストーリーと主人公の
意志。決して堅苦しくなく、オーディエンスを優しく包み込むように語られる物
語は本当に引き込まれ、感動する。
　今日は金欠のためサントラは買わなかったが、給料が入ったらサントラも買わ
なきゃ。