[MOVIE] マンデラ−自由への遠い道−


<2014/05/29(Thu)>
 1日空けて再び勤務時間調整の代休。今日は映画デーを決め込んでいる。と言
うことで朝から早速渋谷へ向かう。ネルソン・マンデラ伝記映画を観に渋谷TOEI
へ。
 自由への闘争を描く作品は今月頭にも「ワレサ」を観た(客層もやはり硬派作
品と言うことでお年寄り中心)。つまりは、それこそがポーランドであろうと南
アフリカであろうと人類普遍の価値観である。ワレサ氏もそうだが、マンデラ氏
もまた、家族との長い別離を耐えて自由を勝ち取る。
 何よりも、自由への闘争はいつだって市民が主役、ワレサ氏やマンデラ氏は確
かにヒーローではあるが、民衆が主役であることがきちんと描かれているから感
動する。マンデラの演説にリアクションする大衆のざわめきに強い希望が見えて
きて目頭が熱くなる。
 かなりのエンターテイメント色もある。何より南アフリカの美しい映像だけで
も観る価値が十分にある作品。前半には南アフリカの民俗音楽シーンもあって、
昔はいろいろ民俗音楽を聞き漁っていた身には楽しい。
 マンデラが人種差別解放の立役者であることは言うまでもないが、なるほど、
ローランド・デクラークの貢献が大きいことがよく分かった。策略と言いながら
マンデラ氏を政治的要人と引き合わせてアパルトヘイト廃止への道筋をつけたの
だから。
 エンディングがしっかりとU2である。南アフリカの黒人解放運動はしっかり
と世界的な政治ムーブメントだったことがよく分かる。
 さてお次は六本木へ移動。どのバスが六本木へ行けるのか、結構探すの大変
(笑)。