[ART] ルーブル美術館展＠東京都美術館

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　２週連続で上野、先週観れなかった都美術館のルーブル美術館展を観に。今週
も暑いです。まあ猛暑日ほどではないですが。入館に５分待ちくらいなら全然想
定範囲内。
　しかし、ルーブルってこりゃ“美術館”と言うより“博物館”だなあ。地中海
をめぐる人類史を展示物を通じて語るもの。紀元前2000年の展示物とかすごい
な。
　それと、客層が老若男女幅広い。特に子どもは美術観賞の趣味ではなく、夏休
みの宿題モード全開だ（苦笑）。繰り返すが、これは美術視点の展覧会ではなく
歴史視点の展覧会。ヒエログリフ、ギリシャ文字、古代ラテン語の彫られた石物
など、歴史以前の考古学の世界。それはそれで貴重なのだが、結局は当時の帝国
主義が為し遂げたオリエンタリズム趣味の結晶であり、後半になってくるとエド
ワード・サイード的視点からやや不快感すら覚えた（まあ未来は分からない、今
後ヨーロッパが没落してビザンツ帝国時代のようなイスラムの復権があるかもし
れない）。先日のプーシキン美術館展の趣味の良さに比べて、歴史の記録として
の価値はあっても、美術的価値はほとんど見いだせないまま、３時間近いボ
リュームの展示を見終えた。そうは言っても、やっぱり自分は世界史の人、日本
史系の戦国武将の話とかよりもこっちの方が好き。
　帰りもまた先週のリベンジ、「あまちゃん」ロケ地めぐり。アメ横女学園の三
叉路、外国人観光客には分からないが朝ドラヲタには重要なスポットなんだよ
（笑）。交差点歩道橋も渡ったけど、こちらはあまり感慨なし。