[ART] ルーベンス展＠Bunkamuraザ・ミュージアム

　渋谷文化村へルーベンス展を観に。思ったより混んでる、花見には寒いと思っ
た人たちが来てるのか？などと勘ぐったが（笑）、まあ入口付近はたいてい混む
もので、中に進んで行くと割りとスムーズに観覧できた。文化村も決して小さい
美術館ではないが、国立の美術館に比べたらやはり小さいのだろうな。それにし
ても美術館で男子が目立つのは珍しい。
　ルーベンスが特別好きと言う訳ではない。ただ、彼の生きたバロック（と言う
か広くルネサンス期の一部だが）の時代はダヴィンチに代表されるような多才な
天才が多く、絵画（油彩）と版画を並行して造っていた。また、工房を抱え大量
生産を行っていたあたり、宗教画家や宮廷画家のような完全な古典画家ではなく
明確に商売として作品を造っていたことも興味深い。
　やはりオランダはその後レンブラント、フェルメールと言った画家を輩出し黄
金時代を築いた絵画大国である。その源流に位置するルーベンスは好き嫌いに関
わらず観ておくべき。
　やはり宗教作品が大作が多く、画家として一番モチベーションが上がるテーマ
なのだろう。人物画は多少名だたる人がいるが、身近な人物も描いている。
　これで春の主要な絵画展（ラファエロ、フランシス・ベーコン、ルーベンス）
は一通り観た。来週は祭りのはしご（時間かぶってるから選ばないといけないか
な？）をしたい。そして夏になったら今度はダ・ヴィンチやアメリカンポップ
アート展が来る。