[MOVIE] Les Miserables @ TOHO CINEMAS市川コルトン

　休職最終日に朝からガッツリ３時間の映画ｗ　これ、ロードショーからだいぶ
経ってるのに結構入ってるなあ。大作だけにやはり年配の方が多い。
　すいません、あくまでもVictor Hugoの長編小説原作、と言う視点でとらえて
ましたが、むしろNY Broadwayミュージカルのロングラン作品を映画化、と言う
べき作品。まあフランス革命と言う歴史は世界中で愛されてるテーマだからな
あ、日本でもベルサイユのバラみたいにマンガとして昇華されてる訳だし、この
レミゼもミュージカル作品の代表作（と言うか、フランス革命自体がアメリカ独
立にインスパイアされて動いた歴史なのだからアメリカ人にとっても親しみやす
いテーマなのだと思う）。
　３時間は結構ハード。途中眠くなったりはしたが（笑）、やはりホンモノ感と
言うか、ハリウッドとは違うエンターテイメントの真髄を見せられた感じ。日本
の大河ドラマはNHKで見るくらいで劇場作品がどのくらいのクオリティがあるの
か知らないが、とにかくSFXを使っている訳でもないのにこれは金かかってるな
あ、と言う豪華さがブッたまげる。
　革命の史実あり、ラブロマンスあり、ミュージカルなので多少ストーリーにつ
いて行けてなくても、アクター、アクトレスの歌の上手さに圧倒されて感動して
しまう。舞台だったらここで拍手の場面だな、と言う作りが分かりやすい。
　日本人的に興味深かったのは、民主主義とキリスト教宗教との折り合いがちゃ
んとついているんだなあ、と言うこと。私たちはキリスト教なしに民主主義を受
け入れた訳だが、革命で流した値と同じくらい大事なことだな、と思う。
　と言うことで、天気に恵まれて良かった、帰りの自転車が気持ち良い。