From movie-fans-request@mclaren Sat Jul 27 17:41:06 1996
Date: Sat, 27 Jul 1996 17:40:58 --900
From: sana (Cazou "ACID" Sanada)
In-Reply-To: Cazou "ACID" Sanada's message of Fri, 19 Jul 1996 09:37:22 --900 <9607190037.AA22223@mclaren>
Subject: [movie-fans:00204] Re: Romane Bohlanger
L'Appartement produit par Gilles Mimouni
一応他にもやりたいことはあったのだが、たま〜の平日休、午後はのんびり
と映画でも観て過ごしたかった。「やる立場」でのスポーツの感動を得たばか
りの自分には「見る立場」の感動であるアトランタは物足りないし(種目にも
よるだろうが)。
シネスイッチ銀座は通常でも女性ファン向けの映画館だが、更に金曜はレディー
スデー割引があり、男性客はほとんど皆無。少しだけいたが、あれは僕と同じ
女優目当てのミーハーに違いない(笑)。
平日の昼間にはピッタリ(?オイオイ)の推理恋愛ドラマ。Romane
Bohringer主演じゃなかったら、こんな安っぽい設定のドラマ、僕は見ないぞ
(苦笑)。こういうドラマでは、男はいつも悪役。二人以上の女性を愛して、
最後はロクな結末にならない。観終わってやるせない気分になってしまうし、
当然その男には腹を立ててしまう。
と、そんな視点の感想はどうでもよくて、私はやはりロマーヌ・ボーランジェ
嬢を観に来たのだ。あの真っ直ぐな視線は、演技を越えた彼女自身の役者とし
てのゆるぎない姿勢すら感じさせ、共演の女優Monica Belucciもなかなか美人
なのだが、スクリーンから放たれるオーラの量が桁違いに多い。とにかく、監
督目当てでいつもは映画見に行くこの僕がお気に入りといって憚らないのだか
ら、素晴らしい女優なのである(完全な自信過剰:-))。
フランス版トレンディドラマ? そうかもしれない。確かにこれはセザール
賞を受賞した「野性の夜に」などと比べたら格が下の作品だろう。僕は彼女の
魅力はどんなにセクシーに、どんなに感情的に熱演しても決して嫌味にならな
いところだと思っている(日本人女優には難しい領域だ)。やっぱりもっと激
烈な恋愛ストーリーで彼女の姿を観てみたいな。
(おまけ:パンフを読んだら主役の男はMatthieu Casovitz監督「憎しみLa
Haine」で主役のチンピラやってたVincent Cassellだった。あの映画とは18
0度違うナイーブな好青年ぶりにビックリ!)
E-Mail: sana@McLaren
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