[MOVIE] ライク・サムワン・イン・ラブ＠ユーロスペース

　業者が休みと言うことで休み、休みそのものは嬉しいが、先方都合で休みが決
まると言うことは、逆にこちらの都合ではなかなか休みにくいなあ。アサイチで
シンケンレッド志葉瑠（松坂桃李）を見て、ハロワにちょっと手続きに行って
（ももち似のお姉さんいなかったなあ、残念）、シンケンピンク白石茉子の主演
映画、ライク・サムワン・イン・ラブを観る。まだ平日の疲れが残っていて、車
内熟睡、映画館でも寝ないか心配。すでに開演時間を過ぎていたが、まだ予告
編、助かった。
　イランの名匠、アッバス・キアロスタミ監督作品ながら、スタートロールは全
て日本語、物語の舞台も東京、横浜、完全に日本映画だ。
　チャラチャラした若者の生活空間にフッと老齢の男性が関わってくる。騒がし
さと静けさが対照的に映像の中で混沌と重なり合う。ズバリ、この老人は女子大
生を買ったようなのだが、傍目にはやはりお祖父さんと娘、と言う関係にしか見
えない。
　キアロスタミ監督は次も日本を舞台に作品を作るらしい。と言うことはそのス
テップ上の小品なのだろうか。高梨臨ちゃん以前にもこうした三角関係の深夜ド
ラマに出ていたが、この作品も深夜ドラマ的小品に思えた。ただ、深夜ドラマと
違うのは臨ちゃんを物語のキャラクターとしてでなくかなり生々しく魅力を引き
出そうとしている点。髪を上げてお団子にする仕草を始め、表情のアップが多
く、高梨臨ファン垂延モノの作品。
　終演後、外に出ると雨、ただし傘は不要。近くで食事して次の目的地はすぐ目
と鼻の先の東急Bunkamura、効率的な遊び方だ（笑）。