[ART] ボストン美術館浮世絵名品展＠山種美術館

　家で蔚々していても気分が晴れない。医者で薬をもらった足で広尾へ。山種美
術館のボストン美術館浮世絵名品展を見に行く。素直に恵比寿で降りず広尾で下
車して失敗、回り道を含め30分歩いた。
　やはり浮世絵展と言うことで高齢者（特に女性）が多い。そんな集客の美術展
は、に平日も関係なく混んでいた。
　浮世絵と言う芸術も不思議だ。顔の表情はハッキリ言って目鼻を線で描いてい
るだけにしか見えないが、主としたモチーフ、つまり歌舞伎役者や花魁の絢爛豪
華な衣装を驚くくらいにきめ細かく描いている。
　別に浮世絵に特別興味がある訳ではない。静かな美術館の雰囲気が少しでも癒
しになれば、と思ってきた。まぁでも若い輩が騒いでいると言う訳でもないの
で、そこそこ楽しめた。
　それより広尾と言う高級住宅街が平日の昼間に散歩する贅沢さ。高級車を乗り
回すだの高級腕時計を見せびらかすなどの悪趣味には全く興味ないが、落ち着い
た過ごしやすい住宅環境にはちょっとだけ憧れる。東京女学館から出て来る女子
中学生たち、イヤらしい意味ではなく、こういう無垢な環境で育つ彼女たちが羨
ましい。
　広尾駅に戻る。ホワイトデーの菓子を物色して帰途へ。