[MOVIE][ART] バスキアのすべて＠シネマライズ渋谷

　身体の疲れが取れても（と言いつつ、腰痛がひどくなったきた）精神的な疲れ
が取れない中、渋谷で映画鑑賞。と言うか、内容的に美術趣味、ポップアートの
異端児、ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を描いた作品。物語自体は20歳の若
さで成功し、27歳で早逝していまうものだが、先ず個人的にほとんど彼の作品に
触れたことがないだけに、映像作品中で取り上げられる絵画作品の数々にやられ
る。一見、プリミティブアート的な野性を全面に押しだしつつ、カラフルで洗練
されており、80年代ヒップホップカルチャーのグラフィティとも一線を画す。
　インタビューで登場するＮＹセレブたちも圧巻。Ａ．ウォーホルはもちろん、
ケニー・シャーフなんてところも登場。サウンドトラックもカッコイイなあ。
　当時のＮＹカルチャー全般にも言及しているのが良い（それだけ彼の存在に幅
広い影響があったと言うこと）。ディスコCBGBとかクラバーには憧れの地だっ
た。
　まあ、彼の作品とインタビューで構成された作品なので、バスキアファン、
ポップアートファンでないと楽しめない作品ではあるが。