美術館巡りから考古学な博物館へ。歴史を更に遡れば古代になる。と言うか、 個人的に中南米ブーム（笑、バルガス・リョサ読書中。歴史的にも日本とメキシ コの交流の始まりは、我が千葉県にメキシコの船が漂着したことに端を発す る）。 土偶や石像を見ていると（マヤ文明のアイコンを想像しても良いし、イース ター島のモアイ像でもよい）、それらがとてもオリエンタルなものであることが 分かる。メキシコ古代文明はモンゴロイドによるものらしいとも明記されている し、古代文明は世界的に見ても我々と同じモンゴロイド（中国文明もインダス文 明もエジプト文明も）と考えられ、つまり考古学は「私たちは何者か？」と言う 問いに答えを得るための学問だと思っている。謎が多いゆえにオカルト的アプ ローチで中南米古代文明に興味を持つ人も少なくないが、解読されていない歴史 を発掘することは、歴史そのものを書き換えてしまう可能性を秘めており、展示 室が狭いとか、入場料の割に展示数が少ないとか文句はあるが、見て良かった。