[PLAY] 劇団どくんご公演「ただちに犬」＠浦和美園駅前

　６月に西日暮里に見に行った劇団どくんごの公演が今度は浦和美園に来たので
見に行く。結構埼玉高速鉄道乗ったなー、五分くらい遅刻して、オープニングの
一曲を見逃してしまった（汗）。
　前半は結構ストーリーも変わったような気が、って、そもそもストーリーなん
て覚えちゃいないんだが（笑）。しかし、今回は観客の反応がメッチャ良いな、
西日暮里の時は東京公演は初めてだったと思うので無理からぬ話、今回は先週飯
能公演もあったりして、オイラみたいなリピーターが少なからずいる様子。オイ
ラも、たかが二回観たくらいで分かったとはとても言えないが、少なくともこの
シュールなノリに着いていけるようにはなっていた（実際、笑いを取れるような
筋書き変更も多い）。いずれにせよ、他の観客の皆さんはどうやってこの劇団の
情報にたどり着いたんだろう？
　最前列に親子がいたりする、こういうシュールなお芝居は子どもの方が素直に
楽しみそうだ。お父さんがまたいい感じ、役者と会話しないでください（笑）。
前回は遠慮してしまった「チョコレートに変身してしまう薬」、今回は飲みまし
た、ファンタグレープの炭酸抜き、みたいな味でしたｗ
　相変わらずシュールさは変わらない、でも幻想感は前回よりアップしてるか
も。何しろ後半はテント小屋と言っても屋根だけになってしまう、背景は公演場
所毎に全部異なる訳で、都内より田舎に来た分、ファンタジー度は上がってまし
た（でも車はこっちの方が多かったけどｗ）。でも多分、オイラはまだこの芝居
の本当の面白さをわかっていないと思う。話が噛み合わないシュールなセリフの
やりとりの深淵に手が届く前に、そのシュールさは自分の中で勝手に不安に変換
されてしまうから。ヌーベルバーグ映画に親しんでいる人にはかなりイケる芝居
だとは思います。いずれにせよ、お芝居をし、曲芸を披露し（目立ったことはし
ないが、芝居の隠し味に色々やってます）、音楽も奏で、何でもやる不思議な劇
団。
　屋外と言うことで、秋を感じます、寒かった（苦笑）。明日も浦和美園公演、
全国旅巡業は11月まで続くんだそう。